2013/5/24 銀輪散歩@小豆島

早朝、神戸からフェリーで小豆島へ渡る。
7時間滞在して夕方に神戸へ帰ってきた。
自宅出発5時、帰宅21時、走行距離60キロ強、フェリー6時間 の 16hours Daytrip でした。
小豆島日帰りツーリング、こんなことも可能なんですね。
  


ブロンプトンにするか、ロードバイクにするか迷った。
小豆島一周するつもりはなかったのでブロンプトンを選択。
気持ちよく走れた。
幹線は車も走っているけど岬へ行くアウトライン(海岸線)は極端に交通量が減る。
快適です。
走った実感としてブロンプトンでも小豆島一周日帰り可能だと思う。
50キロ/日くらいが限度かな、と思ってたけど乗れば乗るほど馴染んでくる。
そこそこ巡航速度も速いし、内装3速だけど少々のヒルクライムも出来る。
さすがに標高差700m以上の峠までは無理しなかったけど10年若ければ行ってたと思う。
400mまで自力で登りロープウエイで輪行(!)、極楽のダウンヒルを楽しんだ。
海岸線のアウトラインは快適そのもの。
適度なアップダウンとカーブを曲がると変化する風景が素晴らしい。
この晴れ渡った夏空だから感想は5割増かもしれませんが…。


とにかく使える小豆島ジャンボフェリーです。
交通費は往復割引で3300円ぽっきり。
(+阪神電車 香櫨園〜三宮 往復 520円)
ゆきは神戸6時発で小豆島に9時10分着、かえりは小豆島を夕方4時20分発、神戸7時30分着。
滞在時間は約7時間あります。
夜行便を使えば神戸を深夜1時発、小豆島7時着(高松経由で6時間)。
しっかり寝ようとすれば+2000円で個室ベッドも使えます。
食費も合わせて5000円ちょっとで瀬戸内旅情が味わえる。
次はしまなみ街道を狙っている。


小豆島銀輪散歩の写真日記。
以後、5パートに分けて徐々にアップしていきます。

2012/5/24 そうだ、キャンプ行こう!

大阪府の最北部、能勢にある「自然の森ファミリーオートキャンプ場」で一泊しました。
能勢の山は故 稲見一良の小説『猟犬探偵』シリーズの舞台となったところ。 
平日とあって貸し切りの野営場。
森と焚き火とウイスキー、そして満天の星。

   


…4月あたりから計画していたキャンプを実行にうつす。
30代半ばとなり見かけだけでなく、
めざましく“おっさん力”がついてきたA木と男のキャンプをしようという計画。
こう見えても昔は年に10泊近く天幕で野営していたのだ。
キャンプ装備は揃っている。
ちゃらちゃらしたオートキャンプじゃない。
昔のウイスキーのCMみたいな渋いキャンプをしようぢゃないか。
でも、なかなか実行に至らなかった。
一口で言えば面倒なのだ。
装備をチョイスして、今も使えるのか点検して、
足りないものがあれば買い足して、なんて準備をするのが。
僕は知っている。
いろいろと痛恨の経験をして学んだこと。
キャンプを十全に楽しむための鉄則はひとつ。
それは周到な『準備』だ。
現地へ行けば何とかなるわ、は即刻アウト。
そういう奴は必ず痛い目に遭う。
段取りマンに徹すること。
ま、仕事といっしょだと思えばいい。
遊びにも全力。
手抜きのない完璧な準備をすれば99%成功する。
森の中でのリラックスタイムには入念な準備が不可欠だ。


…本日の行動記録。
朝、マンションの駐車場の庭木を電ノコで切る音で目が覚める。
朝昼兼用のブランチを済ませ、昨日のうちに点検しておいたキャンプ装備をパッキングする。
午後イチでA木が自家用車(TOYOTA)で来宅する。
今回はレンタカーではない。
(そもそもオートキャンプの装備を持ちながら自家用車を所有していない自分、我ながら不憫)
A木、そうは見えないが富豪ディレクター、実家は奈良に広大な土地やアパートを所有し家賃収入があるおぼっちゃま なのだ。
装備を積み込み13時半過ぎに出発、一路 能勢へ。終日晴れの予報なのになんだなんだ? 雲行きが怪しい。
貧乏くさく171号線で行こうと主張するが、そこはさすが富豪、「上で行きましょう」とおっしゃる。
いいねえ、高速代はお前のETCカードでな。
西宮から名神にのる。
しかし、この金満行動が裏目に出る。
追い抜き車線、前を走る軽トラの荷台から段ボールに包まれた何かが落ちたぞ。
うわ、危ない!
我々の車をかすめてそれは視界から消え去った。
金属の建材だろうか。
あやうくA木車を直撃、高速にのったおかげで死ぬところだった。
(顔に似合わずA木は安全運転、車間をとってたおかげです)
そんなこんなでパニくってたからだろうか、豊中ジャンクションを通過してしまう。
本来はここから空港線にのり替えて、北北西に進路をとれ、なのだ。
富豪のくせにナビをつけてないA木が悪いのか、iPadでいいかげんなナビをする僕が悪いのか。
しゃーない、吹田で中国道に乗り換えましょう、と次善策を提案するA木。
いいよ、追加の高速代はお前のETCカードでな。
で、吹田で下りて中国道に乗りかえ、すぐに豊中で下りて、176号線で北上。
金払って遠回り。
途中、川西のダイエーで食料を仕入れる。
このダイエーが30年もの、いや40年ものじゃないかと思えるほど古い。
古いスーパーって狭くて商品棚が接近してて買い物がしやすく嫌いじゃない。
一庫ダム(ひとくら)のダム湖の湖岸を通過し能勢の山中へ分け入る。
迷いながらも4時過ぎにキャンプ場着。
本来なら1時間半で行けるとこ2時間半近くかかる。


キャンプ場、今日は貸し切りだそうです。
3人分と車一台、さらに焚き火用の薪を4束購入する。(合計7500円)
A木を叱りながらテントを設営する。
7年ぶりの野営サイトはこんな感じです。
大きなドームテントは5人用、これに2人寝ます。
黄色のはゴアテックスの登山用、これに1人寝ます。
(あとからもう一人合流予定なのです)

   


少人数の男のキャンプで一番大事なのはシンプルさ。
キャビン型のテントやスクリーンテント、タープ類は設営しない。
寝るためのテントと寝袋、椅子とサイドテーブルくらいでいい。
最重要アイテムは座り心地のよいチェアだ。
吟味して購入したコールマン2脚とホームセンターで買った安物のロゴス。


楽しみは焚き火。
これで備長炭をおこす。
おこして真っ赤になった炭はスノーピークの焚き火台にのせて調理用に使う。
缶ビールと焼きとうもろこしで乾杯!
   


日本酒、そしてウイスキー。
火を見ながらだまって飲むのがいい。
炭火で焼くとたいていのものは旨い。魔法のように旨い。
7時まで行きます、と連絡のあったもう一人の参加者 Y田ディレクター(通称ダーヤマ)が遅い。
キャンプ場はケータイがつながらない。
待つ。
ヤマダハマダカ。
Y田には、大阪府内だからといってナメないこと、真剣勝負でたどりつくこと、冗談じゃなく絶叫するくらい真っ暗になるけど絶叫しないこと、
脱輪したら死ぬこと、ケータイはつながらないので助けに行けないから、つながっても行かないから、朝まで待って誰かの助けを待つこと、と伝えてある。
100ほどの脅しと責任回避の言動で自らを守っておいた。
死を覚悟してこちらに向かっていることだろう。
7時半、エンジン音がした。
そして閃光、アクション映画のワンシーンのようだ。
Y田到着す。
案の定、道を間違えて、脱輪して、スタックしたという。
「いやあ、死にかけました。マジでビバークを覚悟しました」
大げさな、と思う。
Y田の興奮は収まらない。
こういう自らの不注意が招いた武勇伝もキャンプの醍醐味だ。
まあビールでも飲んでくれ。


   


炭火で地鶏を焼く。
自家製のソーセージを焼く。
エリンギとコーンを焼く。
大きめの鍋で具だくさんの豚汁を作る。
ごぼう、大根、里芋、こんにゃくに豚の細切れ肉。
しばらく豚汁をつまみに飲む。
最後に太めのうどんを投入して締める。


3人で人生の行く末について話す。
30代の二人は暗い将来について、僕は明るい老後について語る。
曇ってるはずなのに空にはかなりの数の星。
周囲に人工の光がないからだ。
東の空に触れれば切れそうな三日月が昇る。
酒宴は深夜まで続いた。


…過去に行ったキャンプを思い出す。
九州の久住高原や北アルプスの雷鳥沢、白山麓の大白川での山岳キャンプ、

湖西や奈良のオートキャンプ、
甥っ子タカくんやミカ、アキラを連れていった夏休みのファミリーキャンプ、

さらに男同士で秋冬に行った渋いキャンプ。
また行けるだろうか。

         

2010/5/24 Morning Has Broken

昨晩から降り続く雨。
雨の日はジョギングをサボるにはうってつけ。
無理すれば走れないこともない雨だけど、降ってるだけで言い訳になる。
ココロ落ち着く雨。


で、今朝の一曲。
キャット・スチーブンス『Morning hasa broken 雨に濡れた朝 』
有名な曲らしいけど僕が知ったのは30過ぎてから行ったアイルランドのユースホステル。
地元の若者がギターで弾き語りしていて、誰の曲? と聞いた。
その後、ある旅の番組(確かTBS)でこの曲が流れてきた。
アイルランドの田舎の村、どこかの家で誰かがピアノを弾いている、というシーン。
旅の朝に讃美歌が似合います、とナレーション。
讃美歌?
じゃないだろ!
投書してやろうか、と思った。
(詞は多分にキリスト教的要素が濃いが)


雨にぬれた朝/キャット・スティーヴンス Morning Has Broken/Cat Stevens


…今週、昨日から明日にかけ2泊3日くらいの予定で山に登ろうと思っていた。
ヒロが広島へ行くので2006年にも行った三瓶山あたり、ついでに温泉も。
でも、全国的に雨、しかも荒れる、という予報に怯んで中止にした。
で、今日も仕事もせずに自宅で過ごす。


夕方には雨が上がる。
意を決してジョギングに出る。
ミストのような雨が降って走りやすい。
でも、身体は重い。
湾岸周回コース5キロ完走。


夕食はモダン焼。
というかお好み焼の具として焼きそばを少しのせましたという感じ。
メインは春キャベツ。


岡田ジャパンの国内最終戦、vs韓国@埼玉を見る。
パク・チソンの突進を3人がかりでも止められなかった。
気迫の差か。
日本は細かいパスが好きだなあ。
シュートまでの手間がかかりすぎるような気がする。
終了間際、全員攻撃に出る。
お決まりのカウンターを喰らう。
試合終了後の岡ちゃんのインタビューも情けなくて見てられない。


奥田英朗が先日ナンバーのコラムに書いていた。
この際、ポルトガルにW杯の出場権を譲ったらどうだろうか、と。
C.ロナウドのプレーが見られるのだ。
日本のサッカーが見たい国なんて日本以外には無い。
そうすればいっきにE組は“死のグループ”となり、予選から盛り上がること必至。
日本は「空気の読める国」として世界中のサッカーファンから絶賛され、
ポルトガルは向こう200年は熱烈な親日国となるであろう。
という奥田提案が現実味を帯びてきた?


と書きましたが、ポルトガルは出場しますね。
クリスチアノ・ロナウドを世界のサッカーファンは見られるようで。
奥田英朗がコラムを書いたのはポルトガルが欧州予選で青息吐息だった時のこと。
(結局、プレーオフで出場を決めた。)
うーむ、そうなると日本の排出権、いや出場権ビジネスは成立しないか。
チェコ、ロシア、スエーデン、アイルランド、いや“昇る龍”中国が買う?


WEB動画版『月刊いくちま5月号』の編集を始める。
気がつけば日付が変わっている。
寝る前にNHK『ワンダー×ワンダー』を見てしまう。
水の七変化というテーマで間欠泉、樹氷、霧の絶景を巡る。
蔵王の樹氷は世界でも珍しい。
朝日連峰があり、それと同じくらいの高度の蔵王連峰があって初めて存在しうる。
あの絶妙の地形条件でないと生まれない現象であることを知る。


霧が凄かった。
愛媛の『肱川あらし』という現象。
冬の日、盆地を埋め尽くした霧が川を伝って海へ流れ落ちる動く霧。
その様はまさに白き龍の如し。
年に一度か二度しか見られないらしい。
  
  

でも、『ワンダー×ワンダー』という番組のつくりが気に入らない。
NHKは変なサウンドロゴを使わないで欲しい。
NHKは自然の素晴らしい映像にワイプでスタジオの顔抜きなんてしないで欲しい。
税金と聴取(?)で厳しく規制して欲しい。
スタジオ抜きの動画発見!

2009/5/24 初夏の雷雨&激戦ビーチバレー

2日ぶりにジョギング。
短い3キロコースにする。
どうも身体が重いのです。
雨が降るという予報なのに日差しが出る。


出かける前にGAORAでビーチバレー中継を見る。
3位決定戦はアメリカとオランダの対戦。
フルセットの激戦の末、格下のオランダペアが勝利。
怪我を押して強行出場のカイザーが雄叫びを上げる。
これまでのツアーで9位が最高位だった。
初の表彰台は嬉しいだろう。
オランダのもう一人イエルセルは21歳 。
14歳からビーチの世界ツアーに参戦して、若くしてキャリア7年。
ビーチバレーは経験が大きく勝負を左右する競技なのだ。


この試合も高尾氏の解説。
サーブとサーブレシーブが大事だということ。
トスをアンダーで上げる理由、トップ選手のトスの多彩さ。
今回の中継でビーチの面白さを知ることが出来た。


…ニュースデスク2日目。
甲子園はロッテとの交流戦。
4回裏、テレビでもわかる強烈な落雷と豪雨。
構わず試合続行していたが金本の打席でまた強烈な稲妻が走り大音響。
たまらず球審が中断を宣告、逃げ帰るロッテの野手。
結局、ノーゲームとなる。
5月でこんな雷雨は今まで記憶にない。
台風や雷、夏の天候が荒れ気味になっているのは確かだ。


大阪市内のビーチバレーも決勝がほぼ同時進行。
テレビで見る限り弱い雨は降ってるものの雷はない。
ブラジルペア同士の決勝は闘将ラリッサ率いるラリッサ/ジュリアナ組が勝つ。
最終セットで3点をリードされたところからの大逆転だった。


大相撲は白鵬と日馬富士の優勝決定戦。
やっぱり白鵬かなと思って見ていたら日馬富士の投げが決まる。
日馬富士は初優勝。


平穏かなと思ったら夕方遅くに急きょNTVより取材依頼が入る。
ウォルフスブルクの長谷部と大久保が帰国、代表に合流とのこと。
あわてて手配する。


…24時過ぎに帰宅。
今月中に「ぷよねこ減量日記」の現CGIBOY版のサービスが終了となる。
4月の積み残しを3日分ほど埋める。
2008年も写真のみアップして記述がない日が13日分ある。
出来れば5月いっぱいでこれを全部埋めたい。
2004年1月から今年5月までの5年と5ヶ月。
毎日更新のパーソナルベストをネット上に残したい。
(あとからアップするのが毎日更新か?と言われればそうなんですが)
6月以降の新hatena版「ぷよねこ減量日記」が始めるにあたり、
毎日更新のノルマは撤廃しようと思う。(可能な限りで更新します)


…深夜、地上波でビーチバレー決勝の録画中継を見る。
最終第3セット、ラリッサ/ジュリアナ組が劣勢から15-15のデュースに持ち込んだ!
ここでCM、ではなく日本選手(浦田ペア)のハイライトVTRが2分ほど入る。
これはないだろう、と思う。激闘が冷めてしまうよ。
浦田は好きな選手なので見るけどさあ。
外国人同士の決勝なんて見ないだろうから日本選手ダイジェストを小出しにしろ。
そういう意図だとは思うが…。
決勝を戦う選手になんだか失礼な気がしてしまう。

2015/5/23 美術体育音楽@KOBE 

行動メモ:阪神香櫨園〜岩屋〜県立美術館 堀文子展 一所不在・旅 〜なぎさの湯ランステで着替えてラン〜HAT神戸〜小野浜公園ウッドチップランニングコース
     〜みなとの森公園〜引き込み線 11キロラン〜なぎさの湯で入浴〜阪神春日野道〜三宮〜独酌ハシゴ GONTA〜オーエス〜悦記 〜元町ユニクロ〜JAMJAM
  

阪神岩屋駅から県立美術館への道。
美術は暗いけれど、なんとなくクリスタル的に、“なんとなくアート” な気分になります。
日本はいつのまにかテーマパーク化し観光大国になりつつあることを実感。
  

 

酒蔵通りに今年もタイサンボクの花が咲いた。
とにかくデカい。
オトナの頭くらいの大きさの花がどかんどかんと咲いている。
タイサンボクの木は15メートルくらいある。
随分と高いところに咲いてるのにあたりに柑橘系の香りが漂う。
  


写真ではなかなか伝わらないが大きな白花を咲かせる高木の姿は迫力がある。
ちまちましてなくて、どこか大陸的な風景。
あるいは原始の森。
恐竜が跋扈していた森にはこんな葉っぱも花も規格外の木が繁茂していたのではないか


    ゆふぐれの 泰山木の 白花は われのなげきを おほふがごとし   斎藤茂吉


おおらかなのだ。

  


常緑樹だがモクレンの仲間らしい。
原産は北アメリカ南部、ディープサウスと呼ばれるミシシッピとかアラバマあたり。
英名は Southern Magnolia ミシシッピ州は「マグノリア・ステート」と呼ばれている。
そういえば『マグノリア』って奇妙な映画あったなあ。
ラストシーンで無数のカエルが空から降ってくる映画。


一限目は美術。
県立美術館の「堀文子 一所不在・旅」です。
この画家のことは全く知らなかった。
ことし97歳になる。
「ただ一度の一生を、美にひれ伏す」
旅に生きる自由な魂。
理想の人です。
  


初めて見る画の数々はどれも生命力に溢れていた。
枯れたヒマワリやススキを描いた絵さえも命を感じさせる。
とにかく、堀文子さんの人生が素晴らしい。
彼女は「美にひれ伏す」らしいが、僕は堀文子にひれ伏す。
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1504/detail.html
  


1918(大正7)年 東京都麹町区平河町に生まれた。
5歳で関東大震災に遭い、18歳のときには自宅近辺で起こった2.26事件を目の辺りにする。
同じ年に女子美術専門学校(現・女子美術大学)の師範科日本画部に入学し絵の道に入る。
戦後は絵本を中心に画を発表し、40歳を越えた頃、エジプト、ヨーロッパ、アメリカ、メキシコを旅する。
長旅の後、日本回帰。神奈川県大磯に転居、のちに軽井沢にアトリエを構える。
還暦間近の1987年、バブルの日本に嫌気がさしイタリアのトスカーナに移住、5年暮らす。
70代から80代にかけて精力的に世界の辺境を旅する。
行き先が凄い。
アマゾンの熱帯雨林、メキシコのタスコ、マヤ遺跡、ネパール、ヒマラヤ、ペルー。
ヒマラヤへは翌99年、2000年にも訪れ、81歳の時、4500mの高山に咲く花ブルーポピーに出会う。
83歳で解離性動脈瘤で倒れるも復活、以後は身近な植物や微生物を見つめ、雑誌「サライ」の表紙絵など今も絵を描き続けている。


そもそもがこの猫だ。
先月、雨の日にJR三宮駅のコンコースでこいつと目が合った。
「見においで」
猫の目はそう語りかけてきた。
『月とねこ』
実物を見た。
「おまえ弱いね。もっと強く生きなきゃ」とねこが言った。
堀文子 三十代前半の作品です。
  


美術館からなぎさの湯まで歩く。
ランナー用のロッカーがあり、荷物を入れて着替える。
久々のHAT神戸ランだ。
少し蒸し暑いが風があるので辛くはない。
  


今までHAT神戸〜みなとの森公園はランアクセスが悪かった。
ところが!
こんな道が出来ていた。
しかも、バイクよりラン優先。
信号を渡らねばらならないのは変わらないけど少しイージーになった。
HAT神戸〜みなとの森公園〜ポーアイ〜神戸空港というロングコースも可能になった。

  


みなとの森公園へのルートの途中の小野浜公園に噂のウッドチップコースがあった。
今日、この日に五輪メダリストを招待してオープンしたばかりということを知ってたのだが…誰もいない!
  


まだ踏まれていないのでウッドチップが大盛りになっている。
決して走り易くはない。
砂浜を走ってるような感覚。
ウッドチップのランニングコースは霧ヶ峰とか菅平とかの合宿のメッカにあって走ったことはある。
しっかりと踏まれていた。
そして、そこはたいてい樹林帯にあった。
こんなふうに都市公園で樹もない場所にあるのはどこか不似合いだ。
でもまあいい。
少しでもラン環境がよくなるならば。


マラソンの五輪メダリストのオブジェがあった。
今朝、お披露目されたばかりのはず。
でも、どこか淋しい。
円谷、君原、森下、有森、高橋、野口。
式典に高橋は来てなかったらしい。(円谷は故人)
  


みなとの森公園のラバートラックを2周しする。
  


11.6キロ走って「なぎさの湯」につかる。
美術展1200円、ロッカー代200円、入浴料800円と結構な出費となる。
ヒロは今日プールの仲間で北山公園へピクニック、公園前の焼肉店でランチ。


三宮の立ち吞み人気店GONTAで吞む。
キリン一番搾りの生が190円!
人気店らしくひっきりなしに客が来て回転もいい。
スタッフもかなり出来る。
客層も年配の一人客から若者のグループまで幅広い層。


二軒目にいつものオーエス串カツ。
三軒芽に高架下の小さな中華「悦記」の五目炒飯で締める。
こうして初夏の明るいうちから神戸ではしご酒する非日常が楽しい。

  


もともとは北野町のソネでジャズを聴こうと思っていた。
フトコロと腹具合を鑑みて散財を回避する。
3時限目は音楽と決めていた。
じゃあ、と元町の大音量のジャズ喫茶JAMJAMへ行く。
暗闇に鳴り響くビッグバンド。
珈琲とシフォンケーキをオーダーするもいつのまにか眠っていた。
うーむ、走った消費カロリーの倍くらい摂取した実感あり。
出直しだ。

2014/5/23 山笑好日

朝、ゴミ捨てに出て六甲を見る。
空気が清んでいるせいもあるだろうけど緑が鮮やかだ。
山笑う五月、六甲がいちばん美しい季節だ。
思わずデジイチで一枚。
無修正!


   


今朝も走らず。
プール歩きでお茶を濁す。
午後からソフトバンクのショップへ行く。
嫁の携帯電話(ガラケー)の通信料が4月から急に増えた理由を聞きに行く。
彼女はまったくWEB閲覧もゲームもしていない。
調べるとメールだとのこと。
考えられるのはiPhoneから送られた写真。
僕や嫁のお姉さんから何の圧縮せずに送ったものが10枚ある。
(今までは加工してから送っていた)
今までと違うのはこれくらいだが受信するために自動的に圧縮されるので450kbiteだ。
無料の300kbiteを150ほどオーバーするのが課金の対象になる。
kbiteとパケットの単位の違いがよくわからない。
日ごとの詳細はわからないらしい。
iPhoneから写真を送るのを控えて様子を見るしかない。


コーナンで買い物。
セーターを真空状態で仕舞う衣装ケースや乾燥剤、水垢をとるクエン酸を買う。
前回、堂島の1000円散髪へ行った。
やたら前髪を長く残したのでうっとうしい。
臨港線にある1200円の理髪店で調髪してもらう。
札場筋のスターバックスで小一時間ほど読書。
仲間うちでやっているフェイスブックの読書マラソンに3冊分の感想をアップする。

夢の名画座で逢いましょう (幻冬舎文庫)

夢の名画座で逢いましょう (幻冬舎文庫)


ゴルゴ13ノベルズ2 鬼畜の宴

ゴルゴ13ノベルズ2 鬼畜の宴


収容所(ラーゲリ)から来た遺書 (文春文庫)

収容所(ラーゲリ)から来た遺書 (文春文庫)


3册中2册が200ページに満たない文庫本。
ことし15册目、まもなくもう二冊読み終えるから7冊になる。
ちょっと楽して読書マラソンの最後尾から先頭集団が見える位置まで追い上げる。

2013/5/23 南三陸とススキノ

南三陸町のドキュメンタリー映画を見ました。 

         

 

     <iframe width="640" height="360" src="http://www.youtube.com/embed/ECfTv8qLkog" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>


映画のラスト近くに流れる懐かしいメロディー。

     <iframe width="640" height="360" src="http://www.youtube.com/embed/hS-Z6TOoq0s" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>


今でも熱帯魚が泳いでいた。
  


札幌ススキノの俺シリーズ映画化第2弾です。
         

2012/5/23 素直さに息を飲む

週2の筋トレ始めてほぼ一ヶ月。
ポートウェーブ西宮で体脂肪、腹囲、筋肉量、脂肪量などなどを測定してみた。
体脂肪 -2% 腹囲 -4センチ 筋肉量 +1キロ 脂肪量 -2キロ 体重 -1キロ
一応、本気(ガチ)でシェイプアップされてきたということだ。
判定が『肥満』から『やや肥満』になったばっかだけど…。


部屋のペットボトルがいつのまにか増殖している。
500mlのペットボトルはすごーく便利だが知らないうちに増えていくのが難点。
この大きさのペットボトルって世界標準なのだろうか。
ふーん、和製英語なのか。
plastic bottleって言うんだ。
たしか500mlのペットボトル飲料の販売はなかなか認可されなかった記憶がある。
あ、自主規制だったの?
1996年に解禁されたらしい。
あっという間に市場を席巻した。
明日はペットボトルの回収日だ。
リサイクル率は驚くほど低いらしい。


…最近、こんな歌が心にしみこむ。
じっと耳をすまして聞いていると涙が出そうになる。
岡林信康の『 君に捧げるLOVESONG 』
70年代、岡林の友人に川仁忍というカメラマンがいた。
山谷のドヤ街でドキュメンタリー写真を撮影し、岡林のステージを撮り続けていた人だった。
彼がくも膜下出血で倒れた。
死ぬ直前に岡林のジャケット写真を撮った。
『街は素敵なカーニバル』(1979年)というアルバム。
      


そのアルバムに『君に捧げるLOVESONG』が入っている。
病床を見舞った岡林が書いた歌だった。
川仁忍 享年34、一歳違いの岡林は33歳だった。
あまりに若い。
慰めの言葉は一切無い。
歌詞の素直さに思わず息を飲む。


     悲しみにうなだれる 君を前にして
     そうさ何も出来ないでいるのがとてもつらい
     せめて君のために歌を書きたいけど
     もどかしい思いはうまく歌にならない


     君の痛みの深さは わかるはずもない
     何か二人遠くなる 目の前にいるというのに
     そうさ僕は僕 君になれはしない
     ひとり戦うのを ただ見つめているだけ
     今 書きとめたい歌
     君に捧げるラブ・ソング

     
    <iframe width="500" height="380" src="http://www.youtube.com/embed/eaSEhSWd_Ms" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
    最近のコンサートでの歌唱    http://www.youtube.com/watch?v=wm_SdFikZIY
    ピアノ伴奏(アルバム収録?)  http://www.youtube.com/watch?v=gcZ8GANTPws


思い出したのは最近ライブでこの歌を聞いたからだ。
浜田真理子がピアノの弾き語りで『君に捧げるLOVESONG』をカバーしていた。
ピアノと女性の声で聞くとまったく味わいが違い新鮮だった。


…明日から一泊で能勢の森でキャンプする。
昼から、テントやランタン、クッキングストーブなどキャンプ装備を点検する。
10年ほど前にキャンプに夢中になった時期があってオートキャンプから山岳キャンプまで装備は完璧なのだ。
最近はヒロに、使わないなら処分して、と責められている。
へ〜、こんなものも、という自分でも買った記憶のないキャンピングベッドを発見(!)したり。


南森町の内科クリニックへ行く。
5月には行って起床後と就寝前に血圧を測定している。
おおむね120-70以内で安定している。
4月の血液検査の結果も良好だった。


天満で明日いっしょにキャンプに行くA木と軽く飲む。
つまみはマグロや野菜中心、ちょっとは自覚が出てきたのです。


夜、サッカーのキリンチャレンジの後半だけ見る。
やはりペナルティエリアに入ってから香川はワールドクラス。
女子バレーは韓国の逆襲、このところ勝ってただけに痛恨の一敗。


山口瞳『昭和プロ野球徹底観戦記』が面白い。

2011/5/23 グレートじゃないけれど…。

雨、気温はグンと冷え込む。
明日から大峰山系弥山と八経ヶ岳へ登る。


山頂の弥山小屋に泊まる予定。
食事は自炊、マルタイラーメンに卵落とし、手製の塩むすび、缶詰少々。
小屋泊まりは2008年の唐松頂上山荘以来だから3年ぶり。
天気予報では明日の午後から雨が上がりあさっては晴れる。
期待はしないが晴れたら嬉しい。
僕ら夫婦はもちろん特権階級じゃない。
収入も少ないし将来性も不安だ。
でも、今は健康で平日に山登りが出来る。
小説『華麗なるギャツビー』の書き出しを思い出した。


  僕がまだ年若く、心に傷を負いやすかったころ、
  父親がひとつ忠告を与えてくれた。
  その言葉について僕は、ことあるごとに考えをめぐらせてきた。
  「誰かのことを批判したくなったときには、こう考えるようにするんだよ」と父は言った。
  「世間のすべての人が、お前のように恵まれた条件を与えられたわけではないのだと」
       『グレート・ギャツビー』スコット・フィッツジェラルド著 村上春樹訳

 

  In my younger and more vulnerable years my father gave me 
  some advice that I've been turning over in my mind ever since.
  ‘Whenever you feel like criticizing anyone,' he told me,
  ‘just remember that all the people in this world haven't had
  the advantages that you've had.'
         『THE GREAT GATSBY』 PENGUIN MODERN CLASSICS

 

午後から梅田に出る。
『好日山荘』へ行ってスノーピークのガスカートリッジを買い足す。
登山用品やキャンプ装備が驚くほど進化しているのに驚く。
家電といっしょで便利なのだがフォローしていくとお金はどんどん出ていく。
東京帰りのセルジオとコーヒー、のつもりだったがセルジオ所望で上田商店へ行く。
2日連続の昼酒、とりててて後ろめたくはない。
でも、ウイスキーの水割りを飲んだだけで止めておく。
『ヨドバシ梅田』でバンドが壊れたタイメックスを修理に出す。
一体型のバンドで型が古いから直らないかもしれない。
夜、雨が強くなる。


久々の本格山行、用意周到にパッキングする。
2002年同じ季節に登った時の写真。
今年は少し季節進行が遅い。
お目当てのヤマシャクヤク(2番目の写真)は咲いているだろうか。

2010/5/23 Sunday in the rain

雨の日曜日、嫁のいない日曜日。
自宅でひとりTwitterしたり、サッカー観たり、昼寝したりして過ごす。
まあ、いろいろやらなきゃいけないことあるけど。
体重も減らないし、仕事方面でスッキリしないことも多いし、山登りもいけないし、
そのどれもが9割自滅型で、自業自得なんだけどイヤンなっちゃってさ。
要するにモチベーションが上がらない。
そういうことで、今日は頑張るのはやめよう、と決意。
そう、しがみつかない。(by 香山リカ)
Twitterはその点いい。
がんばらなくても出来そうだから。
ブログはちょっと頑張らないと続けられない。
なんせ毎日更新だし。
これも自業自得か。
自業自得、人生の基本的原理(あるいは真理)ですね。
サイン頼まれたら色紙に書こう。

 

今朝の一曲。
『朝の雨』Peter Paul & Mary - Early Morning Rain (1966)
風景を描写し、心境を描写する。
短編小説みたいな趣の好きな曲です。


オリジナルはカナダの歌手、ゴードン・ライトフット。
Gordon Lightfoot - Early Morning Rain (Live in Chicago - 1979)


気分的にはこっちか。
『サンデー・モーニング・カミング・ダウン』by クリス・クリストファースン。
Kris Kristofferson 


Kris Kristofferson - Sunday Morning Coming Down



 

…遅くまで寝ていたら眼鏡堂氏より電話が入る。
松坂が7回までノーヒットノーラン!
JスポーツESPNの放送だったので観られずWEB速報をつなぐ。
8回、フィリーズに初ヒットが出る。
キャッチャーはバリテック軍曹だった。
野茂、レスターに続くか、と思ったが…残念。
後でヒットの映像を見たがショート追いついてたのに…。
セカンドに飛んでたら…と想像する。
ペドロイアなら自らが負傷してもあの飛球に飛びついていた。
阪神の平野でも獲ったかもしれん。

 


BS1で過去のW杯の中継を観る。
1970年ブラジルとイタリアの決勝@アステカ。
ブラジルの2トップはペレとトスタン、中盤にジャイルジーニョもいる。
1986年決勝はアルゼンチンと西ドイツ。
これは記憶に鮮明だ。
マラドーナ、バルダーノ、ブルチャガ。
ルンメニゲ、フェラー、マテウス、ブレーメ、シューマッハー。
若き日のマテウスがマラドーナのマークにつく。
執拗なマンマーク、しかし!
やっぱ、歴代ベストフットボーラーはマラドーナだと再認識。


…マキタスポーツが西宮でライブをするという情報を本人のツイートで知る。
西宮ガーデンズにあるHMVでのインストアライブらしい。
雨降ってるけどガーデンズなら行ってみようかな、と重い腰を上げる。


午後4時スタート。
立ち見でマキタスポーツのミュージシャンの思想ものまねを見物する。
奥田民生、B'z、尾崎豊、ミスチル、佐野元春、サンボマスター等々。
(残念ながらサンボマスターは本物を知らない)
マキタスポーツってギターが凄く上手い。
本人曰く、自分のものまねは声やルックスが似てるんじゃない。
今風に言えば、リツイートしているのです、だと。
なるほど。


僕はキラ☆キラで彼を知った。
水道橋博士が『才能が渋滞している』と紹介。
こんな芸です。


阪急 西宮北口駅の北側へ出る。
昔はこっちの方が賑やかだったのに南側の再開発が進み逆転してしまった。
90年代までは西宮球場があり、競輪があり、ちょっと剣呑な雰囲気もあった。
今は巨大モールと芸術ホール、シネコン、コナミスポーツが集まるエリアだ。
傘をさしてても濡れるほどの強い風雨。
駅の北側は今も狭い路地に中小の商店が並ぶ。
アイリッシュバー『カプリシカ』でキルケニーを1パイント飲む。
店内は空いているのに店員(アルバイトらしい)の反応が鈍い。
店構えは悪くないのにスタッフに活気がなく挙動不審な感じ。
どこが悪い、とは言えないのだが印象は…残念。

  

 

阪急今津線で今津へ、阪神電車に乗り換えて香櫨園。
雨は降り止まず、夙川が異様なほど増水している。
何年か前にここで釣りをしていた人が流された。
六甲から流れ出す川は狭く急勾配なので危険なのです。
川岸の黄色い警告灯が点灯している。


『龍馬伝』を8時のOAで見る。
武市半平太と妻の別れのシーンに心拍数が上がる。
冨(奥貫薫)の「いってらっしゃいませ」にやられた。
印象的だったのは高知城下での弥太郎と半平太のやりとり。
決して運に恵まれてはいないはずの弥太郎が半平太にわずかな憐憫のような感情を表す。
武市は言う。
「わ、わしは自分らしゅう生きとるきに」(台詞は正確ではないです)


9時過ぎ、ヒロが広島から帰る。
ベル・メゾンに注文した十徳鍋が届いてるよ、と言うと喜ぶ。
昨日限定の特売でフライパンを買っておいて欲しいと頼まれていた。
そのフライパンを嬉しそうに手に取る。
不憫だ。


暇に任せて facebook なるものに登録してみる。
どう使っていいものやら、そういう仕組みになっているのやら、皆目わからず。
本名 shioda hiroshi と本人の写真で登録してしまう。


普天間基地移転問題は辺野古で日米合意?
鳩山首相が沖縄を訪れ沖縄県知事や名護市長に説明&陳謝。
「とうてい受け入れられるものではない」と地元の反応。
そうでしょ。
僕が想像していた中でも最悪の結末。
これが最終決断ではないことを祈る。
それにしても辺野古に追い詰めた政治経済の力学とは何なのか?
本当にアメリカとの合意なのか?
ここに来て北朝鮮との関係悪化は無関係なのか?
急に抑止力という言葉が頻繁に出てくるのはなぜか?
そもそも海兵隊に抑止力があるのか?


宮崎の口蹄疫禍。
牛の命乞いをする畜産農家の声が胸に響く。
それにしてもエース種牛 忠富士の存在もこの事件がなければ知らなかった。
いや、知らずに済んだのに。


まったく関係ない話だけど。
ユンケル黄帝液に風評被害はないのだろうか。


三十路さんの上司二人による雨中の対決「軽井沢ハーフマラソン リポート」面白かった。
全く面識のない素人ランナーなのにね。
A氏の雪辱なるか、次なるガチンコ対決を楽しみに待とう。

2009/5/23 映画『銀嶺の果て』とMy Old Kentucky Home

夜更かしして寝坊、8時半に起きる。
週末は2連続ニュースデスク勤務。
昨日の日記を書いていたら走る時間がなくなってしまう。
2日連続でジョグをサボる。
サボるとPodcastが聴けない。


…GAORAでビーチバレー中継を観る。
ヒロは面白くて仕方ないらしくずーと観ている。
ベスト8激突で好ゲーム、接戦が続く。
ドイツペアとブラジルのサルガド姉妹との対決は見応え十分。
美人揃いだし。
高尾和行さんという解説者がいい。
素人にも見所がわかるように手短に解説を入れてくれる。
加えて、トップ選手へプレイへの喝采、賞賛を忘れない。
どんなスポーツにも優れた宣教師がいるものだ。


…昨日、DVDで映画<span style="font-size:large;">『銀嶺の果て』</span>を観た。
見たい見たいと思ってなかなかチャンスがなかった。
東宝で黒沢明とともに助監督時代を過ごした谷口千吉という監督の作。
脚本が黒沢明、三船敏郎の映画デビュー作でもある。
敗戦の2年後の1947年公開。
銀行強盗の3人組(志村喬、三船敏郎、小杉義男)が警察に追われ雪山に追い込まれる。
追っ手が迫る。雪崩で一人を失った男たちは決死の北アルプス越えに挑む。

    


始まってしばらくは古ぼけた眠たい映画かな、と思って見ていた。
いつのまにか映画の世界に引き込まれて行く。
クライマックスでは目に力が入り涙腺がゆるみ、脱力して終わる。
これが映画だという雰囲気を持った映画でした。
映画の大部分が雪山のロケーション撮影。
1947年によくぞこんな映画を撮ったものだと思う。
というか、おそらく中途半端なセットより、あえてロケを選択したのだと思う。
厳冬の山という設定だが、実際の映像は早春の山。


若き三船敏郎が眩しいくらいにいい男。
とことん非情な悪党なのだが惚れ惚れするほど魅力にあふれている。
山小屋の少女を演じる若山セツコがいかにもこの時代の純真無垢な役柄。
どこかで見たなと思ったら卓球の福原愛にそっくりなのだ。


監督の谷口千吉は日本山岳会でならした山男だったらしい。
2007年没、つい2年前まで存命だった。
妻は八千草薫、50年連れ添ったおしどり夫婦だったという。
(谷口監督にとって3度目の結婚だった。二度目の妻は若山セツコ)


冬の雪山越え、斜面のトラバースで志村喬が滑落するシーンがある。
リアルな演出に思わず鳥肌が立つ。
僕ら夫婦も北アルプスの北穂高の斜面で滑落した経験がある。
今思い出してもぞっとするし、運が良かったのだと思う。
6月始め、まだ雪がべったりついた雪面。
午前中で雪面は固く滑りやすい。
アイゼンもつけず登山用のストックだけで涸沢へ下った。
最初に滑ったのは僕だった。
足を滑らせ滑落、すぐに腹ばいになりストックを雪面に突きスピードを緩めた。
すぐには止まらず、たまたま開いていた穴に運良く助けられた。
上から大丈夫、と声をかけるヒロ、が間髪を入れず足を滑らせた。
滑落防止姿勢を教えてなかったので頭を下にして無防備に滑ってくる。
体当たりで止めた。
同じ穴に落ちて助かった。
あのとき、少しでも落ちていくコースがずれていたら…と想像する。
何度も何度も思い出してぞっとする。
あの場所から傾斜の緩い雪原までは落差にして200メートル以上あっただろう。
良くて全身骨折、途中で露出した岩に激突すれば確実に死んでいただろう。
映画の滑落シーンを見て手のひらに汗をかいた。


音楽はのちに『ゴジラ』の音楽で一世を風靡する伊福部昭。
(伊福部の作ではないが)この『銀嶺の果て』の重要な場面で何度も流れる印象的な曲がある。
「マイ・オールド・ケンタッキー・ホーム(懐かしきケンタッキーの我が家)」
作曲はアメリカの代表的音楽家フォスター。
胸にしみる名曲なんだけど、残念なことにフライドチキンを思い出してしまう。


My Old Kentucky Home - The Robert Shaw Chorale

この映画の2年前までアメリカと日本は戦争という名の殺し合いをしていたのだ。
今とは時間の濃密さが違うんだろうな。
「あのころ、物事にはずっと張りつめた空気があった。
 日射しはずっと暖かかった。風は冷たく、犬はずっと賢かった。」(ランズデール「ダークライン」より)
昭和22年、この曲を映画のテーマに使ったことの価値を思う。


iTuneでいろんなバージョンの『懐かしきケンタッキーの我が家』を聞く。
しばし、フォスターの音楽世界に浸る。
♪ 懐かしき我が家に 夏の日来たれば (懐かしきケンタッキーの我が家)
♪ 吹けそよそよ吹け春風よ (春風)
♪ 空青く 山は緑 谷間に花咲き (峠の我が家)
♪ はるかなる スワニー河 (スワニー河)
♪ 競馬の始まりだ デューダ デューダ (草競馬)
♪ わたしゃアラバマから ルイジアナへ (おおスザンナ)


♪ 若き日 はや夢と過ぎ わが友 みな世を去りて
 あの世に楽しく眠り かすかに我を呼ぶ オールド・ブラック・ジョー 

『オールド・ブラック・ジョー』
久しぶりにこの歌を聴いた。
小学生の頃に持っていた愛唱歌集にこの歌が載っていた。
人生も折り返し点を過ぎるとこの歌詞は染みますね。
なんせ、わが友みな世を去りて我を呼ぶ、だもんね。


You-Tubeで見つけた『オールド・ブラック・ジョー』
トラップ・ファミリーとはあの「サウンド・オブ・ミュージック」の一家のこと。
  

フォスターではないが『赤い河の谷間』もいい。
♪ サボテンの花さいてる 砂と岩の西部
バンジョーの音が耳に心地いい。

 

…朝食前にヒロが、韓国の盧武鉉さんが死んだ、と言う。
(のむひょん と打ったら変換できたことに驚く)
朝、山登りをして落ちたのだという。
変な符合。
昨日見たDVDは韓国の『殺人の記憶』と山で人が死ぬ映画『銀嶺の果て』。
『殺人の記憶』当時の大統領は盧泰愚(のてう)だった。
だから? なんだけど。
前大統領の死…太陽政策の変更、収賄疑惑、ということは謀殺?


…ニュースデスク。
交流戦で中田翔が初打席初安打デビュー。
大相撲は白鵬と朝青龍がともに敗れ大波乱。
とはいえ、関西エリアは無風。
阪神がオリックスに勝ち、連敗を止める。


…盧武鉉前大統領の遺書がパソコンに残っていたと「自殺」と断定される。
パソコンに遺書?
これは…今月読んだ本『約束の地』に同様の偽装があったぞ。
現職の李明博政権の検察は捜査の打ち切りを決めた。
命と引き替えだったのか…?

2015/5/22 読み吞みの夜は更けて

悲しいくらいいい天気。
今日の仕事は夜中心なので昼間に遊ぼうと思えば遊べるのだが…まあ、なんやかんやとやるべきことはある。
出社してホームページの処理、音効との打合せなどを済ませて大阪城を走る。
涼しくて気持ちがいい。
いつも剣道ガールたちのの金切り声が聞こえる武道場「修道館」を覗いてみる。
みなさん姿勢が美しく真剣な態度で指導員の話を聞いていた。


   


久しぶりにTABATAメソッドのインターバルを4セットだけやってみた。
意外にもちんたらジョグってるときより身体が軽く感じた。
たまには刺激を入れた方が身体は覚醒する。


ナレーションを録ってテープをマスターに納品する。
番組のホームページがリニューアルして見やすくなりました。
http://www.ytv.co.jp/athlete/
 


小仕事終わって22時過ぎ、京橋の立ち飲みで独酌。
肴はNumberのカープ特集号、黒田のインタビュー記事。
なかなかいいじゃないか。
え?もう終わり?
読みたりないぜ。
雪に耐えて梅花麗し、か。
一仕事しては独酌、上方は天下の台所、選択肢は無限大。
いやあ、日本はイイね、と気分は黒田博樹。

   


たまたまだが、大阪城で剣道の稽古を見た。
黒田って剣道着姿がすごく似合う。
強そうだし。

2014/5/22 お〜ま〜え〜は〜ア〜ホ〜か〜 

舞台上手から骨董品のような3人が登場してきたときは、失礼な表現だけど “この世のモノ” とは思えなかった。 
♪ とかくこの世はほがらかに 歌って笑って ホット ブラザ〜ス のテーマソングに鳥肌が立つ。


2ヶ月前からチケットを買っておいた上方演芸特選会@国立文楽劇場小ホールであります。
自分が生きてるうちに、そして三人がご存命のうちにホットブラザースを見ておきたかったからです。
ごいっしょしたのは東大阪の住職K輪氏。
ホットさんの他にもザッケローニに似た浪曲の松浦四郎若(しろわか)さん、講談という芸も初めて聞けた。
落語の桂楽珍も期待はしてなかったけど拾いもので爆笑しました。


      


音曲漫才(おんぎょくまんざい)は生で見るとめちゃ楽しい。
たぶん見ている間、僕はずっと笑みを浮かべていたと思う。(気持ち悪い?)
おなじみ、♪お〜ま〜え〜は〜ア〜ホ〜か〜 みんなで合唱しましたよ。
一生の思い出です。

      <iframe width="560" height="360" src="//www.youtube.com/embed/0AnqUsl9Qy0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>


57歳の僕が小学生の頃からテレビで見ていた芸人さんが今も変わらぬ芸を見せてくれる。
芸歴55年とはそういうことだ。
軽々しく使いたくないけれど レジェンド とは彼らのことを言うのです。
おそらく僕が小学生の頃、70年代までは三兄弟のお父さん(横山東六)と4人で舞台に上がっていた。
今日は大サービス、その当時の古いテーマソングもやってくれた。


♪ 陽気に 愉快に 仲良く 奏でる ホットブラザース


お父さんの三味線をヴァイオリンのように弾くちう芸はのこぎり芸のルーツなんでしょうね。

     <iframe width="560" height="360" src="//www.youtube.com/embed/l7Ea6m13tjE" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>


…朝、企画書を書き終えられずランはなし。
せっかくTABATAメソッドのトレーニングをスタートしたのに早くも挫折?
ホットさんの演芸会を見終わり、丸福で珈琲豆、金券ショップで新幹線のチケットを買う。
4時過ぎ、昼酒といきますか。
千日前で食堂呑み、しみず食堂で瓶ビールと小芋、茄子、おから。
二軒目は今人気急上昇中の立ち飲み「日本酒と私」の店開けを待って入る。
冷蔵庫に並ぶ地酒と安くて美味しいつまみ。
純米や純米吟醸が400円でほぼ一合(175ml)は安い。
店内にヤマハコッキーポップ系の音楽が流れているのもオジさんターゲットの戦略かな。


左が清水食堂、右が日本酒と私、評判のいい店と知らなかったら敬遠するネーミングなんですが…。
   


3軒目に法善寺のバーえびす堂で一杯ずつ飲む。
ボズ・スキャッグス、キャロル・キング、イーグルス。
あの頃の音楽の話をすると決まって…固有名詞が出てこない。
この夜、出てこなかったのは…ジャーニーとスティーブ・ペリーでした。


ミナミらしい千日前の風景。センチュリーから萬田が下りてきそうだ。
  


21時過ぎに帰宅。
週末にばあばあの3回忌で広島へ行くヒロがいらいらしている。
慰めようとして地雷を踏んでしまったようだ。
まさに、お〜ま〜え〜は〜ア〜ホ〜か〜 の夜でした。

2013/5/22 夏は来ぬ

今日も6時半に起きる。
6時起床を宣言したがそこはそこ、自分に少しだけ甘いのが性分。
徐々にターゲットに近づいていくということで…。


日記に花の写真ばっか載せていて女性のブログみたいなので今日は風景写真。
御前浜の夏、そう、ここ数日は夏のように暑い日が続いている。
おかげで風景も少しぼやけているような。
気がつけば、冬鳥が消えている。
浜にはユリカモメもオナガもいない。
  


Bike で13キロ走る。
Giant RX600 のフロントホイールを元に戻す。
これで前後輪ともに23×700c、バリバリのロードレーサーです。
空気圧も最適なので速いよ。
  


今月始めには芳香を放っていたニセアカシアも素知らぬ顔で普段着に。
これから半年近く長く暑い季節が待っている。
  


南芦屋浜にウツギの花が咲いていた。
通称 卯の花。
すでに花の盛りは過ぎていた。


   ♪ うの花の匂う垣根に 時鳥 早も来、鳴きて 忍び音もらす 夏は来ぬ


そういえば石巻の日和山公園でホトトギスが鳴いていた。
あの旅のレポート、早く書かなきゃ。
  


自宅はペンキ塗り立て。
3回に重ね塗りするそうです。
この季節に窓を開けられないのが辛い。
  


我が家のブームは越後製菓の「ふんわり名人」です。
テレビ番組で製菓会社の社員が薦める他社のお菓子、

という企画で断トツ人気だったという話で嫁が近所のスーパーで買って来た。
写真は「チーズもち」、個人的には「きなこ餅」がベスト。これは完成度が高い。
http://www.echigoseika.co.jp/products/funwari/
  


…中2日でニュースデスク。
交流戦たけなわ、田中 vs 澤村は1失点のマーくんの勝ち。
関西エリアでは糸井が2発、ドライチの松葉が3連勝。
夕食はA木とIMPの拉麺屋へ行く。
スープが濃すぎて塩辛くて文字通り閉口した。
ニューウェーブ系は苦手です。