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2013/5/15 伊達始め伊達締め

先週末から伊達氏の旧領地で数日を過ごし、
図らずも今日は歌舞伎の「伊達の十役」で伊達ウイークを締める。


  


さあて、渋滞した日記を少しずつ埋めていくとするか。
愛読している「琥珀色の戯れ言」に遠藤周作の本のレビューが載っている。
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20130516
50年以上前に書かれた文章術に関する本で狸里庵先生の主旨をブログ主が3点にまとめている。


  ・虚飾や紋切り型の言い回しは無意味だからやめましょう


  ・相手の立場になって書きましょう


  ・うまく書こうとして機を逸することなかれ


3番目についてブログ主さんは解説している。


  メールの返事がなかなか出せないのですが、別に「どうでもいいや」と思っているわけではありません。
  「ちゃんとした文章、内容で書かなくちゃ」と思ってあれこれ悩んでいるうちに時間ばかりが過ぎていき、
  そのうち、「もう時間切れだよなあ」と返事を出すのをあきらめてしまう、ことの繰り返し。
  でもまあ、相手側にとっては「返事を出す気もない」のも
  「立派な返事を書こうとしているうちにタイミングを逸してしまった」のも、
  同じ「返事がなかった」ことになるわけです。


  ブログとかで文章を書いてみて実感するのですが、
  とりあえず、「この映画は面白かった」という骨組みだけでも書いてしまえば、
  あとは「どこが面白かった?」「なぜそこを面白いと感じたのだろう?」なんて、
  自問自答しながらそれなりのボリュームになっていくんですよね。
  でも、その「骨組み」をつくることすら、先送りにしてしまいがちです。
  「この映画は面白かった」だけじゃ、何の意味もないだろう、と自己判断してしまって。


僕の場合は、映画を見る〜ポスターや予告編をリンクする〜いつどこで見た、と記す〜この時点で感想を書けるなら書く
〜書く気分じゃないときは、思いついたことのキーワードだけでもメモっておく〜後日気が向けば(機が熟せば)書く
骨組みだけでも書く、というのがツボですよね。
読んでくれてる人に不完全なものを提出することになるけど、そこは個人的な日記だもの容赦してもらおう。
最近は、行動を簡略に記す〜写真を選んで貼る〜写真の解説(キャプション)を書きながら肉付けをする が常道です。


ではでは、まず記憶に新しいところから。
つまり、このエントリーですね。
まず行動メモです。(少し感想で肉付けあり)

 

【行動メモ】
朝、ゴミ出しの起こされる。
昨日までいた東北に比べてじっとりと蒸し暑い。
朝はパン食、午前中は無為に過ごす。
ヒロは歌舞伎観劇用の弁当作り、昼イチで歯医者。
2時過ぎ、阪急電車で夙川から河原町へ。
南座で「五月花形歌舞伎」の夜の部を夫婦で観る。
終了で眼鏡堂さんと祇園「遊亀」で飲む。
22時で締め、川端でタクシーをつかまえた眼鏡堂は川上へ消えていった。
23時半に帰宅。
右足の親指が少し痛む。
陥没爪で化膿しているかも。
明日の朝、酷くなっていたら皮膚科へ行こう。

 

…天気はいいのにマンションは足場と黒いネットで覆われているので部屋は暗い。
1年で一番美しい季節なのに…。
  


…今月2回目の南座。
昼は3階席だったが、夜の部は15000円の席を奮発する。
一階席14列目24と25番、舞台全体を見渡せるし遠くもなく良い席。
ただ、海老蔵を見る、というのがメインの舞台だからもうちょっと前で、かつ花道に近ければベスト。
そのベストの席、9列目に眼鏡堂が坐っている。


演目の正式名称は長い。


  慙紅葉汗顔見勢(はじもみじ あせのかおみせ)
  三代猿之助四十八撰の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)
  市川海老蔵十役早替り宙乗り相勤め申し候


『伽蘿先代萩』(めいぼく せんだいはぎ)から派生した演目で、

もともとは鶴屋南北が書いた物語を猿之助歌舞伎として復活させたもの。
江戸時代に実際にあったという仙台の伊達家のお家騒動をベースにしている。
ただし、伊達家ではなく足利家となり、時代背景も変えている。
仙台帰りで京都でこの演目を見るとは奇遇なことよ、思わずニヤリとしてしまう。
  


      <iframe width="640" height="360" src="http://www.youtube.com/embed/B_418-oiJNE" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
 

主役は(脇役でさえも)当代 市川海老蔵。
海老蔵は猿之助歌舞伎が大好きみたいですね。
前に南座で見た「義経千本桜」も猿之助演出の大スペクタクルでした。


海老蔵一人の口上で幕を開ける。
舞台背後に海老蔵が演じる登場人物10人の写真入りの大きなパネルがあり本人が解説をつける。
大阪城で見た中村座の「法界坊」でも同様の趣向があったことを思い出す。
こいうのはスター顔見世でファンサービスにもなるし親切で嬉しい。


立ち姿 早替わり、極上の女形、右近、猿弥の存在感、怪獣ショー。