2015/5/29  きょうもふっくやまじゃあ!

福山出張2日目


メモ:晴れて暑い。6:30 発  今年からヤギが! ゴルフ場での長い一日 営業仕事
   7時過ぎ 暗くなってから城の周りを少し走る 美術館とゴシック教会
   8時半に自由軒 瓶ビール大と小いわし天とオムライス小 増田と塩見 予選通過 カープ気分のお店


ホテルの朝食バイキングにちょいカレーあり。
  


  

 

  


  

 

  


  

2014/5/29  ことしも ふっくやまじゃ

週間天気予報に晴れマークが並ぶ。
今日から3泊4日の広島 福山出張、今日は昼出発でいい。
JR芦屋駅から局車乗り合いでゴルフ場へ向かう。
定員いっぱいすし詰めなので三木と吉備のサービスエリアで二度休憩する。
4時前に到着、とりたてて何もすることがない。
ベッセルイン福山駅前にチェックイン、去年から改装して名前が変わった。
新しい設備で使いやすい。
部屋で7分間トレーニングをやって風呂に入り夕食。
自由軒で瓶ビール大と焼き飯。
まだ右膝は少し痛む。
腫れが引かない。


このトーナメント、いつもは一ヶ月あとだ。
そのころは福山城の周辺にクチナシの花が咲いている。
5月はバラだ。
ふっくやまはバラの街であるらしい。
  
  


太平洋戦争で空襲に遭い街の80%が消失したという。
80%が消えた!
凄すぎて想像出来ない。
軍需工場があり造船所がありピンポイントで狙われたのだろう。
  


駅前に加藤登紀子の「100万本のバラ」のメロディーが流れている。
この歌は旧ソ連ラトビアの曲、おそらく福山とは関係ないと思う。


…広島県福山に今年も来ています。
ゴルフトーナメントのお仕事、福山は4年目です。
天満屋裏の路地にある自由軒という地元に愛されている食堂で独酌。
テレビではカープの交流戦中継が流れマエケンと千葉ロッテの成瀬が投げ合っています。
常連客は(すべての客は)、おかえりなさい! の声で迎えられます。
独酌なのでそういう地元の人たちのローカルな雰囲気が生で感じられて素敵な夜です。


    


さっきまでカウンターに有名なプロゴルファーがいたみたいです。
店の大将も常連客も、アノ人はユウメイナプロゴルファーダケド…アレハダレじゃろ? と大騒ぎしてる最中でした。
オーラはダタモノジャナカッタ、とか、ムカシテレビデヨクミタ、
ジャンボヤナカジマラトオナジコロニカツヤクシテタセンシュダ、とか。
誰だったんでしょ?


思えばゴルフって特別なスポーツですよね。
今週のトーナメントにもジャンボ尾崎とか直道とか往年のスター選手が出場してる。
これってプロ野球に置き換えると、70代の長嶋、王はないとしても、
60代の山本浩二とか50代の掛布とかが若手と同じ試合に出てるんですよね。
ジャンボも去年エージシュートで気を吐いたけど、これは個人競技だから出来るんでしょうね。


そんなこんなで今年もミズノオープン始まりました。
スター不在ですが勝負は面白くなりそう。


  


ちなみに自由軒で飲み食いしたのは
瓶ビール1本、おでん4種、焼きめし、でした。


  


  

2013/5/29 突然、嵐のように…眠いのだ。

梅雨入り2日目、きょうもグズついた空模様。
もうすぐ義母(ばあばあ)の一周忌。
出社前、ヒロに頼まれて法事の引き出物を買いに阪急百貨店へ行く。
阪急は1年ほど前にリニューアルオープンした。(と思う)
高級感あふれるデパ地下だ。
一生に一度食べられるかどうかわからないようなスイーツ、
有名レストランの惣菜、全国から集まった高級珍味の数々。
そんな売り場を歩いていると感動したりしている。
僕自身は何の努力もしていないのに世界は繁栄している。
なんだか自分が間違って遠くへ来てしまったような感覚に陥る。
でも中学生の頃、あの万博の会場で味わった高揚感とは少し違う。


  


ニュースデスク3連投の中日。
眠い。
強烈に眠くなる。
突然、嵐のように睡魔が襲う。
先日、散髪へ行った。
その日、いっしょに飲んだセルジオも同じ日に散髪したらしい。
寝てしもたわ、とセルジオが言う。
僕も寝た。
もちろん、今までだって床屋で寝ることはあった。
それとはちょっと違う。
もっと暴力的な睡魔なのだ。
一瞬、気をゆるめると落ちている。
恥ずかしいくらいに。


睡眠障害かも? とヒロに聞いてみたけど鼾も無呼吸睡眠も顕著ではないという。
ちょっと前に山田太一がエッセイに書いていたことを思い出す。
60代になって散歩中に突然歩けなくなって立ち尽くすことが増えた、と。
日中の強烈な睡魔も加齢による現象なのだろうか。
そういえば「傍見楼日乗」というブログ主の佐々木さんも眠気について書いていた。
自虐をこめて「困ったことにと思わず書いたが、私以外、いまのところ誰も困っているわけではない」と。
http://blog.livedoor.jp/nor_sasaki/archives/51875437.html

 

若い頃、初老のおやじが電車で大きな口を空けて眠っているのを呆れて見ていた。
みっともないなあ、と思っていたのだが、今自分がそうなってしまうと見方が変わる。
不覚にも睡魔に撃たれてしまったのだ。
どうか暖かく見守ってあげて欲しい、いや、せめて蔑まないで欲しい。


仕事終わりで帰宅する。
百貨店で買い物をした都合で梅田から阪神電車に乗る。
23時20分発の姫路行き直通特急。
山陽電車が乗り入れているので通勤用のロングシートでなく2×2のシート。
たまたま後ろに立っていて、うわ、っと思った。
坐っている人が全員スマートフォンを触っていた。
何かの演出かと思った。
スマホ通勤特急!


文庫本を読む時間がスマホに奪われた。
駅まで自転車で通う間、信号待ちの時間にもスマホを見たりする。
iPhoneにする前、信号待ちの数分に何をしていたんだろう?
たぶん、何もしてなかったはずだ。
失われた隙間。


近藤史恵『キアズマ』を読み始めた。
大学の自転車部の話。
面白い!

キアズマ

キアズマ


この歳になってもこういうスポーツ小説を読むと自分も

「選手として」やってみたいという衝動に襲われる。

2012/5/29 モテキ55

今日のお題は『モテキ55(ゴーゴー)』である。
断っておくがタイトルは齢五十五にして人生に3度来るというモテキが来てイケイケでっせという話ではない。
齢五十五にしてDVDで映画『モテキ』を見て思うことを書こうと思っただけだ。
折しも今日の昼前、フロリダの背番号55も昇格を決めたニュースが飛び込んできたし。
(『ヒデキ55』にかけて。え、レイズでの背番号は35なんですか? あ、そう) 

     


去年の暮れあたりに眼鏡堂さんから再三レコメンドされていたのだが見送ってしまった。
DVDが出るのを待ってTSUTAYA ディスカスで予約、ようやく届いた。


どれどれ。(本編再生をクリック)
あ、森山未來だ、うわ、なんだこの感じ、ワハハ(笑)、なにこれ? いいね、ガハハ(爆笑)、ヤバイな。
モノローグ最高、ぐふふ(ふくみ笑い)、ああ、こーいうのあるある、ふーん、こうくるかあ、ア、アホや。
テンションあがってきた、落ち着け落ち着け、オレ55だぞ、Take it easy, Oldman!
フジモトくん有頂天! Perfume(パフューム)と踊り出したぞ。
うわ、なんか、個人的にフラッシュバックしてきた。
いくつかの恥ずかしい名場面が、実際にあったのかなかったのかよくわからない思い出がフラッシュバック、
すでに自分の都合のいいように美化してアーカイブに保存しておいためくるめく体験がフラッシュバック、
そして、お墓まで持っていく決意で封印したおぞましくこっ恥ずかしい出来事さえもが解凍されてフラッシュバックする。
若いってめんどくさいなあ。
疑心暗鬼、錯覚、有頂天、疑心暗鬼、錯覚、有頂天、疑心暗鬼、錯覚、有頂天、心神衰弱。
こーいう面倒なことがなくなって心底しあわせだと思う。
歳を重ねて嬉しいことのひとつ。
映画?
最高に面白かった。
面白かったけど、出来たら見なかったことにしてください。
僕が見たことは誰にも言わないでください。
今年で55だし。
自意識過剰と蔑むなかれ。
手遅れです。

 

眼鏡堂夫妻がハマってたようにこの映画をつくったスタッフは夫妻と同じ40代半ば。
40代半ばというと僕らより上の世代はかつて彼らを“新人類”と呼んでいた。
映画では新しい音楽に混じって80年代後半のヒット曲が散りばめられている。
大江千里、竹内まりや、岡村靖幸、スチャダラパー、このあたりが新人類世代のツボなのだ。
なつかしのJポップ、いやJポップとニューミュージックの間(はざま)。
でも、僕らにとってそのあたりの音楽はちょっと前のうすら新しい音楽なのだ。
僕が鋭く反応したのは橘いずみの『失格』と長澤まさみが男と暮らしていたリビングにあったLPジャケット。
妻子持ちの男はサーファー風のイベンター(こいつが若い頃の僕の周りに数多くいたタイプ)。
で、LPはジャクソン・ブラウンだった。
僕らが高校、大学のころの新譜のはず。
もちろん2011年に30代前半の男にとって同時代の音楽ではないが確かに聞いてそうな気もする。


僕らの時代と映画『モテキ』(つまり今)の恋愛コミュニケーションツールのギャップは驚くべきものがある。
モテキ:携帯電話、携帯メール、Twitter、FaceBook、You-Tube、ブログ
僕ら:公衆電話
いったん家から出てしまうと僕らには緑やグレーや黄色の公衆電話しか手段がなかった。
一人暮らしの若者は加入電話さえも持っていなかった。
アパートや寮のピンクの電話か大家の呼び出しだ。
つまり男女お互いが外出してしまえば完全に音信不通になる。
僕に限定してしまえば恋愛適齢期と言われる10代後半から30代前半まで携帯電話を持っていなかった。
今となっては、どうしてたんだろ?と思うが当たり前だったから不自由もなかった。
逆にモテキの時代に同情さえする。
絶対にめんどくさいよ。


映画、前半のリズムと映像の構成は楽しくて素晴らしい。
一人で見てるのにずっと笑っていた。
後半は主人公の心理が恥ずかしいほど理解できる分、純粋に楽しめなかった。
森山未來は『その街のこども』で初めて見た。
今回の『モテキ』を見て、あれも演技だったのだと改めて感動する。
映画館で見なくて正解だったと思う。
誰かといっしょに見たくないし、客層を想像すると辛い。
ま、自意識過剰なんだろうけど。


見る前にイメージしてたのは4人の彼女に次々にモテていくというオムニバス構成。
でも、違った。
主人公は長澤まさみを一途に想っていて、同時に麻生久美子と関わる。
あとの二人、真木ようこと仲里依紗はエピソード扱いだった。
個人的には仲里依紗をもう少し見たかったな。
でも、主人公の藤本幸世クンは31歳か。
今はそんな感じなのかなあ。
僕らの感覚でも幼いなあと思ってしまう。


…また寒気が流れ込み日本列島は不安定な雲行き。
昼頃、ここ西宮でもにわかに暗くなり雷雨となる。
5月末って感じじゃないな。
明らかに僕らが生きてきた過去半世紀とは違う。
長いスケールで見たら驚くべきことではないのかも知れないが。
       


夜はヒロと待ち合わせて阪神西宮のうどん『はがくれ』へ行く。
最近、ここで食べるうどんに感動がない。
立ち食いの方がマシと思えるほど。
帰宅後、ポートウェーブ西宮へ行く。
筋トレとプール、バランスボールを試してみる。
体幹に効くトレーニングを調べてみよう。
夜はオンデマンドで『未解決事件ファイル』の前半を見る。
オウム事件の時代、もう17年前になるのだ。

2011/5/29 颱風ごもり

台風2号が迫りつつある日曜日、自堕落を決め込んで過ごす。
阪神地方に大雨洪水警報が出たのが9時45分、まだ起きたばかり。
昨日の日記を書いていたら風が強くなり窓をガタガタと揺らす。
腹が減ったので近所のハヤシ商店へたこ焼きを買いに出る。
vsヤンキース@シアトルを見ながらゴロゴロと横になって過ごす。
18時に暴風警報(!)が出るが夜22時過ぎに解除。


…一昨日、ええいっと思い切って買ったDVDが到着する。
『闘う三味線 人間国宝に挑む 鶴澤清治』、amazonの中古でも5200円した。

闘う三味線 人間国宝に挑む ~鶴澤清治~ [DVD]

闘う三味線 人間国宝に挑む ~鶴澤清治~ [DVD]


ちょっとだけ見てみようとドキュメンタリー部分を見始めたらとまらない。全部見てしまった。
2007年、孤高の三味線弾き鶴澤清治(当時62)が人間国宝 竹本住大夫(当時83)に、
一夜限りの素浄瑠璃で挑む。演目は住大夫が16年間封印してきた「阿古屋琴責の段」。
この設定だけ聞いてもドキドキするではないか。
冒頭で二人が文楽の価値観をぶつけ合う。
住大夫「何もかも経験して60、70になって苔が生えてくるんですよ。
    僕らの芸は歳いってからが勝負や」
清治 「歳とったらどんな名人の人でも切っ先無くなりますからね。
   それはそれなりに枯れた芸だからと誉めてるお客さんもいますけど、
   僕はそんなもんは必要ないと思いますけどね。枯れたら辞めるべきです。」
二人の発言、真に意味するところ別にあり、単純な対立ではない。
でも、あえてディレクターが対立を煽ったこの導入部は緊張感に溢れている。


なぜに鶴澤清治が「闘う三味線」と呼ばれるのか、「浄瑠璃の鬼」竹本住大夫の真髄とは、
住大夫さんが番組スタッフに言う。
「芸いうものはあなたたちが考えてるもんとは違うねん。悪いけど。」
大夫と三味線の命を削るような真剣勝負、画面が緊張感に満ち、ぐったりと疲れた。
ドキュメント89分、舞台記録と合わせて233分の見応えある2枚組。
古いフィルムで往年の名人たちを見られたのも勉強になった。
もういちど見て感想を書きたい。


文楽の三味線は組む大夫に演目が左右される。
家に嫁ぐ嫁にような関係だ。
三味線弾きは主人として家を構えることはない。
切り場(クライマックス、重要な段)を弾くには切り場語りの大夫と組まなければならない。
切り場を許された大夫は5人ほどしかいない。
鶴澤清治は31歳の若さで人間国宝 竹本越路大夫の相方を13年間勤めた。
それゆえ現在、その技量にふさわしい大夫と組むことがない。
切り場語りの大夫は当然ベテランですでに長く組む相方が決まっているからだ。
たいていの大夫は自分より年下の三味線と組むことが多い。
住大夫と野澤錦糸、咲大夫と燕三、源大夫と藤蔵(父子)…。(津駒大夫と𥶡治 これは逆)
ゆえに人間国宝でありながら若い大夫と組んで端場(はば 導入部)を弾くことが多い。
文楽の世界、そういうものであるらしい。
ベテランの大夫が若い三味線を育て、その逆もあり。
鶴澤清治も越路大夫に育てられてきたのだ。


実はまだ鶴澤清治を生で見たことがない。
7月の文楽劇場、『絵本太功記』で見ることが出来る。


…佐藤友哉『デンデラ』(新潮文庫)を読了。
老婆集団vs凶暴な人喰い羆、んなバカな、という設定だが楽しませてもらいました。
物語の裏に潜む現代社会への問題提起 や純文学的な人間の持つ性(さが)暴きは、
よーくわかるが、船戸与一じゃないが、そんなことはどーでもいい、のだ。
婆さんのアンビリバボーなハードボイルド冒険小説だと思って読めばいい。
屋敷の天井の梁に90歳の婆さんたちが何人も木槍をもって潜んでいる。
ヒグマをおびき寄せると槍を持った婆さんが天井から降ってくるのだ。
んなバカなですが…。
巻末の解説、冒頭にこうある。

  五十人の老婆が羆と戦い、どんどん死んでいく話である。(法月綸太郎)

帯に映画化とある。
こんなん映画化出来ないよと読み始めてすぐに思った。
浅丘ルリ子、倍賞美津子、草笛光子らが出演、予告編がYou-Tubeにあった。
原作の世界とはほど遠いような、映画にしなくてもいいのに…。
http://www.youtube.com/watch?v=k-JVnAsBRm4


ただ羆もの小説としての恐ろしさでいえば吉村昭『羆嵐(くまあらし)』のリアルさや、
増田俊也『シャトゥーン ヒグマの森』のたたみかけるようなストーリーテリングには及ばない。
この2作は都会のマンションにいても羆の影に怯えるほど恐かった。

羆嵐 (新潮文庫)

羆嵐 (新潮文庫)


シャトゥーン―ヒグマの森

シャトゥーン―ヒグマの森


『デンデラ』で一点、僕が恐かったのは登場人物の名前だった。

主人公が斉藤カユ、デンデラの長が三ツ屋メイ、主要人物にマクラ、ノコビ、ホノ、コテイ、
イツル、ナキ、マカ、アテ…無国籍な不思議なネーミング、寓話なのだが気味が悪い。
加えて言葉使いも標準語で決してリアリズムではない。どこかSF小説のようだ。
解説の法月綸太郎がこう解き明かしていた。


 その会話や行動様式も、自然主義的なリアリズムが要請する水準からかけ離れている。
 そのちぐはぐな言動は、寓話的というより、学園物のライトノベルに出てくるような
 美少女キャラクターのふるまいに似ている。
 作者もそれを隠そうとしていない。
 冒頭に掲げられた50名の登場人物表(女子校のクラス名簿や、AKB48のような
 アイドル集団を思わせる)は、そうして態度を明示するものだろう。

      
だから映画の予告編を見て台詞が東北弁(イメージとしての)なのは中途半端。
どこかの別の星の物語にすべきだったのかも。
見るつもりはないけど、予告編を見る限りトホホ映画だと思う。         


…朝、体重が75.05キロだった。
いっきに1キロ近く増えている。

2010/5/29 夏の扉 

今朝のモーニングチューンは珍しく日本の曲。
八神純子『さよならの言葉』
僕が学生の頃に放送していた番組「YAMAHA コッキーポップ」(題名は不確か)のエンディングで流れていた。
勝手に、夏、晴れた日本海、浮かぶヨットの帆、自転車で海まで1時間、というイメージが浮かびます。
八神純子の透き通る声。

さよならの言葉☆八神純子

 

オリジナルは小野香代子さんというアマチュアシンガーだそうです。
知らなかった!


さよならの言葉 / 小野香代子

 

 

快晴、太陽の光は熱く、空気は冷たい。
朝9時、近所の歯医者へ行く。
部分入れ歯の型をとる。
とうとう入れ歯ジジイになるわけです。
「歯磨きがちゃんと出来ていませんねえ」
娘のような歯科衛生士に今日も叱られる。
「歯間ブラシでちゃんと磨いてください。」とも。
ちょっと嬉しい。


朝食後、あまり時間がなかったのだがサイクルジョグに出る。
天気がよく、山笑い、海光る。
こんな日に走らないのはもったいない。
芦屋南浜(人工ビーチ)でビーチバレーやビーチラグビーに興じる若者たち。
僕が彼らの年頃には砂浜でボール遊びなんてアホじゃなかろうかと思っていた。
いまになって後悔してます。


西宮湾岸風景。
六甲の緑と海の青、Yonexカラーです。

 

風は冷たくともビヨウヤナギの咲く季節に。
もうすぐクチナシや紫陽花も咲き始めます。

 

海沿いのジョギングコースには初夏の花が咲き乱れる。

 

ビーチです。対岸は大阪南港。


タイトルを「夏の扉」に変更。
ハインラインのSF小説のタイトルからパクりました。
朝晩はかなり肌寒いけど昼の日射しは確実に夏の到来を感じます。
重かった季節の扉は開いています…って意味です。
説明すんなって?


…今月最後のニュースデスク。
昼間は日ハムvs阪神@札幌の中継、男女ゴルフ中継を見て過ごし、
夜はオリックスvsヤクルト@京セラ、世界卓球選手権を見て過ごす。
まるでサラリーマンの自堕落な休日のような勤務。


卓球は男女とも準決勝で中国と対戦。
日本選手の中では福原愛が中国に強い。
テンポが平野や石川よりちょっと遅くて中国の選手のタイミングがずれるのでは?
という勝手な仮説を立ててみる。
もちろん中国経験が長いというのが大きいのだろうけど。
カスミン(石川)の相手は中国女子でたまにいるドスコイ系。
ラッシャー板前に見えた。
男子の岸川はオタクにしか見えないのにトップアスリート。
日本は男女とも準決で中国に当たった。
これはアジア勢同士の決勝にならないようにドローを決めてるから?


明日は終日編集。

2009/5/29 ジリオラ・チンクエッティ!

目が覚めたのが5時、瀬戸内は快晴。
明石海峡大橋が曙光に眩しい。
定時の朝7時、六甲アイランドのフェリーターミナルに着港す。
行きも帰りも「さんふらわあ ぱーる」でした。
もっともこの航路には直行便で「ぱーる」と「ごーるど」。
松山と今治に寄港する「こがね」の計3隻なので直行便を利用すると五分五分なのだ。


車なしの一般客はバスで阪神御影、JR住吉駅へと運ばれる。
タダではない210円の運賃を払う。
折しも通勤通学のラッシュ、通勤特急を避けて普通電車で帰宅。


…自宅に帰りメールチェック。
400通ほど来ているがいつものように95%以上がスパムメールだった。

 

…ラジオから、懐かしい曲が流れてくる。
ジリオラ・チンクエッティの『夢見る思い』
チンクエッティは『雨』が有名だけれど、僕はこの曲がたまらなく好きだ。
なんていうか聞くだけで涙が出てくる懐かしさがある。
個人的に想い出があるわけじゃない。
でも、旋律が、声が、イタリア語の語感が、僕の心にある泉の水に波紋を落とす。
ざわざわとした胸騒ぎさえする。
何ら具体的な想い出もないのにボーとして遠くを見るような目になる。
遠き50年代や60年代の、どこか異国の、陰影の強いモノクロの、夏の風景が浮かぶ。
根源的な何かがある。
(よくわからないけど、要するにタイプなのですね)
中山千夏が歌った『あなたの心に』とどこか共通するものを感じる。


  


原題は『NON HO L'ETÀ』(夢見る想い)。
歌うのは、ジリオラ・チンクエッティという女性歌手。
彼女の名前は知っていた。
僕が子供の頃に日本でも人気だった。
一度、聞いたら忘れられない。
なのに一度聞いただけでは覚えられない。
チンクエというのは数字の5だ。
イタリア語で、ウノ、ドゥエ、トレ、クアットロ、チンクエと数える。(たぶん)
チンクエッティは名字だから五木さんとか五条さんとかなのか?
五輪まゆみ?


なんとなく顔は思い出すがどんな歌手だったろう?
そうだ、You-Tubeがある。
1964年 ジリオラ・チンクエッティ 16歳の映像。
『夢見る想い』を歌う。
(字幕はおそらくポルトガル語、後半にフランス語の語りがついてます)
http://www.youtube.com/watch?v=PtbW7zYmYfM

チンクエッティ!
映像をまじまじと見るのは初めてでした。
こんなに美人だったんだ。
感動!
清楚なセーター、ポニーテール、健康的で、かつ控えめな仕草がいい。
イタリアの宝石、ヴェローナに咲いた白い花。(テキトーですが…)
彼女の生まれ育ったヴェローナは「ロミオとジュリエット」の舞台だったはず。
ジュリエットはこんな感じだったのか。
いやいや、おじさん殺しですね。


さらにYou-Tubeを閲覧していく。
1964年のユーロビジョン・ソング・コンテストの映像があった。
ABBAやセリーヌ・ディオン、あのリバーダンスを世界に出した有名な音楽コンテスト。
ジリオラ・チンクエッティは白と黒のシンプルな衣装でこの曲を歌う。
16歳の少女はイタリア勢として初めての優勝に輝く。
http://www.youtube.com/watch?v=PcS5hAgya80&feature=related

まだあるぞ。
僕が子供の頃、日本でも彼女の歌を伊東ゆかりや弘田三枝子がカバーした。
日本でも人気があったのだろう。
『夢見る想い』を日本語で歌う映像もある。
イタリア語と日本語は母音がメインなところは似ている。
彼女の日本語も自然に聞こえる。
ただリップが合っていないので日本語を歌った映像かどうかは不明。
http://www.youtube.com/watch?v=F9yD2AazJFA


ついでに、映画のオープニングタイトルで歌っている映像。
場所はプールサイド、水泳のオリンピックチームのようです。
<iframe width="420" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/wzthBELDyi0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>


車のCMみたいな、プロモーションビデオもある。
http://www.youtube.com/watch?v=KC8uDvH6bTg&feature=related


『NON HO L'ET&#192;』(夢見る想い)
これだけ聞くとアレンジの古さが耳につく。
イントロはチャイコフスキーのピアノ協奏曲かと思う。
変な電子音がリズムをつけているし。
出来ればギターの弾き語りでシンプルに歌うバージョンが聞きたい。
ローマのアパートの窓辺、あるいは噴水のある中庭のベンチに座って。
ジリオラ・チンクエッティは決してカンツォーネお決まりの派手な歌い上げをしない。
これは好ましい。
乙女のはじらいやあこがれを歌った詞なのであえて抑えているのだろう。


イタリア語の音が耳に美味しい。
歌い出しの ♪ Non ho l'et&#224;, non ho l'et&#224; per amarti
       ノノリタ ノノリタ ペル アマルティ の“ペラマルティ”という音がいい。
サビの ♪ Lascia ch'io viva un amore romantico
     ラシャ キオ ヴィヴァ ウン アモーレ ロマンティコの“ロマンティコ”がいい。


では、最後に若き日の映像や90年代の映像を交えた訳詞つきの映像を。
http://www.youtube.com/watch?v=sEljWh2MZhw


…久しぶりにiMacをさわった。
日記を書きながらふと思い出してフェリー「さんふらわあ」について検索する。
wikiによると、船体に太陽を描いた「さんふらわあ1」が就航したのは1972年2月。
名古屋〜高知〜鹿児島を結ぶ航路だった。
続いて「さんふわらあ2」も同じ路線に就航。
翌1973年、「さんふらわあ3」が東京〜高知を結んだ。
大阪発の航路に就航するのは1974年の「さんふらわあ11」まで待たねばならない。
僕が中学の頃、テレビで「さんふらわあ」のCMを盛んに流していた。
♪ さんふらわあ さんふらわあ 太陽に守られて ゆこう
僕が頻繁に目にしたのは名古屋路線が「さんふらわあ」の処女航海だったからか。


wikiにはその頃に活躍した「さんふわらあ」のその後まで載っている。
日本での現役引退後はフィリピンや韓国、ギリシャに売却され異国の航路で活躍している。
そのあたりは『まぐろ土佐船』に登場するまぐろ漁船と同じだ。
日本のまぐろ漁船は台湾の船主に売られる。
そして、漁業条約を結んでいない国へ船籍を変えて密漁するのが問題になったという。

1972年にデビューした初代「さんふらわあ」は国内路線を点々としたのち、
2000年に韓国に売却、2005年には北朝鮮に転売されたが、用途は不明とのこと。
いつか新潟港に「さんふらわあ」がやってくるかも?
大阪航路に就航した「さんふらわあ11」は引退後マニラ〜セブ島航路を結んでいた。
しかし、1998年9月に台風で沈没、死者51名、行方不明者213名の悲劇の船となった。


「さんふらわあ」物語、なかなか面白い。

 

…帰宅後、You-Tubeを見たり、日記を埋めたりして過ごす。
昼過ぎに大阪へ出ようと家を出るが、何となく足が向かない。
阪神電車で西へ、御影で下車し、書店をうろつく。
最近、家を出たもののどこへ行っていいかわからず街角にたたずむことが多い。
まさか52歳になってそんな人間になろうとは予想もしなかった。


御影の立ち飲み『ライオン堂』へ開店とともに入る。
アイリッシュパブでもスペインバルでもないのだが雰囲気が良い。
働く女性スタッフも気が利くし器量がいい。
六甲道の『ちびちび』と似た感じの店。
生ビール小と神奈川の『天青』、串揚げと中落ちで飲む。
値段も格安。


図書館で『ボックス!』の百田尚樹のデビュー作『永遠の0』を借りる。

2015/5/28 5年目のふっくやまじゃあ!

福山出張1日目


メモ:朝830に西宮北口発 窮屈なシードで4時間弱 5年目の福山 幕の内 バナナ スター不在の男子ツアー 福山城をジョグ 凄い夕焼け 蛇  
   出雲そば大黒 去年も来た店 余裕のない店主夫婦 生ビール 小松菜と竹輪の煮浸し 紋甲いか 瑞冠 ざるそば小  和風牛丼ミニ
   忘れもの サンダル  髭剃り  トート カップ


  


  

2014/5/28 花の名前

花の名前を憶えるようになったのは結婚してからだ。
若い頃は名前を聞いてもスルーしていたような気がする。
いまでは年に3つくらいは新しく憶え、かつ同定できるようになった。
花の名前を覚えて日記やメールやハガキに書くと老成したような気分になる。


梅、沈丁花、モクレン、コブシ、ユキヤナギ、桜、ハナミズキ、アカシアとつながった花の駅伝。
初夏、5月下旬から6月上旬、タスキを渡されたのはビヨウヤナギ、タイサンボク、センダンだ。


JR西ノ宮駅までの自転車通勤路に咲くビヨウヤナギ。
ずっとトイレに貼っている花のカレンダーに北原白秋の歌が載っている。

「君を見て  びやうのやなぎ  薫るごと  胸さわぎをば  おぼえそめにき」白秋 

写真はキンシバイ(金糸梅)です。
  


ビヨウヤナギの垣根があるこの一角が風情があって好きだ。
このあたりは与古道町というらしい。
春はソメイヨシノ、初夏にビヨウヤナギ、夏はサルスベリが咲く。
  


酒蔵通り、中央図書館の近くの街路樹はタイサンボクだ。
かなりの高木で白く大きな花が咲くと柑橘系の香りが漂う。
おおらかで大陸的な樹木だ。
北アメリカ原産のモクレン科の植物らしい。
斎藤茂吉が「ゆふぐれの 泰山木の 白花は われのなげきを おほふがごとし」と歌っている。
  


センダンの花です。
ずっと目にしていたが今年はじめて憶えて同定できるようになった。
冬に実をつける。
夏にはクマゼミが集まる木としても有名。
センダンは双葉より芳し、のセンダンは白檀(びゃくだん)でこの木とは違うらしい。
  

 

…きのう、おとといと断酒、きょうは自分を甘やかす。
志が低くて申し訳ない。
  


MEMO 灘温泉六甲道店 グランフロント 備長 ひつまぶし 生活時間帯について考える 図書館で本を借り、図書カードで本を買う
    

ゴルゴ13ノベルズ3 おろしや間諜伝説

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筋トレを続ける技術-自宅で気軽に体脂肪燃焼 (Ikeda sports library)

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イベリコ豚を買いに

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ジャズ批評 2014年 05月号 [雑誌]

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2013/5/28 入梅

今にも降りそうな空だ。
近畿、東海地方が梅雨入りしたと見られる、と発表がある。
まどろっこしい表現だ。
きっぱりと、梅雨入り宣言、でいいじゃないかと思う。
以前はそうしてたのにどうしてダメなのか。
なんとなく察しはつくけど。
自然現象なんだものハズれることも有りで受け取ればいいのに。
この国はいつからか堂々とすることに臆病になってしまった。
そのくせ都合の悪いことは関与した証拠がないとシラを切ったり、必要だったと居直ったりする。
姑息で臆病で責任逃ればかりで、そういうことがデフォルトになってしまった。
ちっとも“品格ある国”だとは思えない。


でも、この国の四季や日本語の表現は大好きです。


  君を見て美容柳 薫るごとき   胸騒ぎをばおぼえそめにき     北原白秋


駅までの通勤路、ビヨウヤナギの黄色い花が目立つ季節だ。

(写真はキンシバイ)
  


…ニュースデスク3連投の初日。
甲子園の楽天戦は雨でも強行された。
開幕から7連勝の田中が先発、マウンドを降りたあとチームが同点に追いついた。
さらに最終回に久保を打って逆転勝ち、田中は無傷のまま連勝は続いている。
最終ひとつ前の電車で帰宅する。
西ノ宮駅に着くのは0時半過ぎ、また雨が降り始める。
自転車で濡れて帰る。

2012/5/28 昔はよかったね

『ミッドナイト・イン・パリ』@シネリーブル神戸  
ことし劇場鑑賞はこれで16本目、月3本ペース。
貯まったポイントで観賞、14:40 の回はそこそこの入り、4割くらいか。


        


エリントンナンバーにThings Ain't What They Used To Beという曲がある。
粋な邦題がついている。
『昔はよかったね』
そういう人がいる。
今より過去に生きている人。
思い出すのは映画監督のピーター・ボグダノビッチ。
『ペーパームーン』や『ラストショー』はノスタルジアの産物だ。
僕にもそんな懐古趣味がある。
歳とともに今より過去の方が大事に思うようになった。
20年前に生まれてたら良かったのになあ とか時々思う。
タイムマシンがあればその時代に旅行したいと思う。
たとえば1958年夏のアメリカ、東海岸のニューポート。
あの『真夏の夜のジャズ』の会場に行ってみたい。
仮に何かの弾みであこがれの時代にまぎれこむ。
いい時代ですね、と話しかけてみる。
とんでもない、今がいい時代だって?
そこにも自分と同じように、昔は良かったのにな、と過去に生きている人がいる。
二度と手にすることの出来ないものに焦がれる。
人間ってそういうものらしい。


       <iframe width="560" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/_cgX7pnR-xM" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>


(以下、ネタバレ注意、上の予告編を見ればわかってしまうけど)
主人公ギルはハリウッドの脚本家、売れっ子で高収入、だが大衆受けする作品のリクエストに応えるばかりで本人は満足していない。
今の時代なんて大嫌い、あこがれるのはゴールデンエイジ、1920年代のパリだ。
可愛いフィアンセはマリブやビバリーヒルズの豪邸に住むつもりだが本人はパリの屋根裏部屋に住みたいと思っている。
(こういう人っていますよね)
そんな趣味の違う二人が彼女の両親のつきそいでパリへやってきた。
ある夜、ワインの試飲会が終わり主人公は一人ほろ酔い気分で深夜のパリを歩いていた。
路地裏に座り酔いをさましているとプジョーのクラシックカーが近づいてきた。
誘われて乗り込むと連れて行かれた店は彼の趣味にぴったりだった。
パーティーで若い女性と意気投合、話が弾む。
「いい店だね」
「そうかしら? ジャンが喜ぶわ」
「誰?」
「このパーティーの主催者よ、ジャン・コクトー、知らないの?」
「いや、知ってるとも」
「で、君の名前は?」
「ゼルダよ。ゼルダ・フィッツジェラルド」
「え?」
「彼を紹介するわ、スコット!」
スーツをビシッと決めた男が握手を求めてくる。
「スコットだ。スコット・フィッツジェラルド、よろしく」
「二人は同じ名前だね」
「そうよ。 で、あなたは何をしてるの?」
「ハリウッドで脚本を書いてる、いま小説を書いてて、い、一応 作家なんだ」
「じゃあ、いい男を紹介しよう。おい、アーネスト!」
店の奥に座っていた男はアーネスト・ヘミングウェイと名乗った。
ピアノの弾き語りをしている男はコール・ポーターだ。
(思い出しながら書いてるので台詞は正確ではありません。悪しからず。)


  


主人公ギルはそこで一人の美女に一目惚れする。
ちょっと前にモジリアーニと別れたばかりの女性アンドレア(マリオン・コティアール)だ。
いまは変わり者の画家パブロとつきあっている。
彼女は言う。
こんな時代に生まれて最低だわ、と。
彼女のあこがれはベルエポック、1890年代のパリだ。
パリの夜に再び奇跡が起こる。
ある日、二人が車で連れて行かれたのはどこか見覚えのある店だった。
Maxim's とある。
中に入るとアンドレアが驚く。
ここは…。


ロートレックがいた。
ドガがいた。
ゴーギャンがいた。
彼らは言う。
こんな時代サイテーだ。
ルネサンスの時代に生まれれば良かった。


作品としてどうかはともかく設定だけで楽しめた。
朝、昼、夜、パリの街の情景がいい。
女優もいい。
さすが女好きのウッディ・アレン。
1920年代の恋人がマリオン・コティアール、2010年のフィアンセがレイチェル・マクアダムス。
主人公ギルの服の趣味がまるっきりウッディ・アレンだった。
本当は自分でやりたかったのだろうが80の老人ではおかしいとさすがに遠慮したのだろう。
  

 

シネリーブルを出ると5時前。
神戸が黄金色に染まる。
『八島食堂東店』で軽く飲む。
この季節の老舗の居酒屋はたいてい戸を開け放していて気持ちいい。
瓶ビール、ケチャップソース味のレバー炒め、ネギ入り卵焼き。
小ご飯と赤だしのセットで締める。


南イタリアのような風景@三宮(PhotoSketcherで加工)
ちょっと今日見た映画を思い出す。


酔いを十分に冷ましてから夜9時前に筋トレ&プール。
今日、ヒロがばあばあの病状について医師から説明を受けた。
シリアスな状況が続く。

2012/5/28 我の憂いをおほふが如し

朝のBikeコースに泰山木(たいさんぼく)が咲いていた。
近づくとシトラスの香りがする。
幼な子の頭ほどにもなる大きな花だが今年は少し小さいような気がする。
ニセアカシアの花もいつもより小さかった。
何かの予兆なのだろうか。
2011/6/4  去年の泰山木  http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20110605/1307247392


  


ばあばあの入院や将来の不安やなんやかんやで憂いは尽きない。
図書館通りの高木にも花が咲いている。
大陸的な泰山木の花は実にあっけらかんと白い大きな花を咲かせている。
 

  ゆふぐれの 泰山木の白花は われの嘆きを おほふがごとし  茂吉


去年もおととしも茂吉のこの歌を日記に載せた。
おほほほほほほ、ことしも咲きましたよぉ と花が笑っているようだ。
我の憂いをおおふがごとく。
茂吉は偉いな。


花が咲くわけではないが緑の輝きが美しい。
もうハマナスの花は終わり、しばらくすると紫陽花が咲き始めるだろう。


これはアオキだろうか。
  


新緑の候。
毎年この季節になると“緑”を愛でる。
歳を重ねるに連れ、その愛情が強くなる。
若い頃は新緑を見ても何も感じるものは無かった。
どうしてだろう…。


こっぱずかしいのだが、その理由は…たぶん…こうだ。
あのころは 自分自身が新緑だったから ではないのか?
青年は同年代の青年を見てその若さが羨ましいとは思わない。
五十を過ぎた今、五月の陽光に映える若緑が眩しい。
なんだか金子光晴のようになってきたな。

 

南芦屋浜の人工ビーチ、キリンのようなクレーン群は六甲アイランドだ。
ここから夕刻に毎日フェリーが出ている。
別府行きのダイアモンドフェリーと門司行きの阪九フェリー。
行ってみたいな、と思い続けていまだ叶わず。
最後に別府行きに乗ったのは3年前か。
  


昨日と打って変わって静かなビーチ。
こんなスケッチがさらっと描けたらいいなと思う。
(PhotoSketcher 使用)
  


先週末、障害者野球の全国センバツ大会で北九州フューチャーズが連覇を果たした。
決勝は神戸コスモスを3-2で下した。
両チームとも過去に取材させてもらい知り合いも多い。
勝ちました!と北九州のYさんからメールがあった。
Yさんは北九州市役所の広報担当だ。
『雲のうえ』という素敵なPR誌を送ってくれる。
毎号楽しみにして熟読している。
おかげですっかり北九州ファンになった。
洞海湾を鉄道で一周したい。八幡区の皿倉山にも登りたい。製鉄所前の角打ちで飲みたい。
あれもしたいこれもしたい、あの店に行きたいこの店で飲みたい。
北九州へのあこがれは膨らむ。
金曜日にYさんと電話で話した。
『雲のうえ』の最新号は北九州ラーメンの特集号。
http://lets-city.jp/seen/kumonoue/
この話、前にも書いたかな?


僕はラーメンよりも“炒飯ファン”としてラーメン屋が出す焼き飯にそそられる。
Yさんにこっそり聞く。
焼き飯はどこが美味しいんですか?
Yさんも担当者でもあり焼き飯には一家言あるらしく北九州の焼き飯“東西の横綱”を教えてもらう。
  


東西の横綱には必ず行きたい。
他にも当然食べたいものがあるので2泊では足りない。
ざっと思い浮かべる目論見だけで5泊は必要。
いつになったら実現するやら。


あ、そうそう。
焼き飯と言えばコスパともに『花園ラグビー酒場』の焼き飯はレベル高いです。
普通に家庭の味ですが旨い。
関西の大関くらいには確実にランクインです。
それと食べたことないけど姫路のとんかつ『赤心本店』の焼き飯にもそそられる。
http://r.tabelog.com/hyogo/A2805/A280501/28006662/

2011/5/28 浪曲錬声会@文楽劇場

雨だけど午後から自転車(通勤用デコレッタ)に乗って阪神西宮駅へ。
先日、当局に収容されたときに駐輪してた場所に性懲りもなく停める。
雨の日に手入れはないはずとタカをくくる。
阪神電車でナンバに出て今日は文楽劇場で『浪曲錬声会』へ行く。
チケット代は友の会料金で1600円。
十分に元はとれるほどに見応え聞き応えあり。


総評:天衣無縫な自由芸能と言われるように曲師によってスタイルは様々で楽しい。
三味線のみもあり、ギターもあり、映画音楽のような効果音あり。
浄瑠璃と比べ大衆的でわかりやすい。テレビや映画の時代劇を見る感覚なのです。
浄瑠璃の台詞が伝統的な古い言葉なのに対し、浪曲は徹底的に大衆向け、
台詞(タンカという)が現代語になっている。いわゆる時代劇の言葉遣いなのです。
歌の部分(フシという)はまさしく演歌、ケレン味たっぷりに歌い上げる。
タンカを決め、こぶし回して歌い上げる浪曲師の「どや顔」を見ながら、観客は拍手喝采。
浪曲には明解なカタルシスがあるのです。


僕が見たのは第2部、同じ浪曲師が演目を変えて登場します。


登壇順にひとことレビューを。


真山誠太郎(まやませいたろう)
今の年齢は分からないがおそらく60代、プロフィールに40代後半で入門したとある。
いきなりファンから「いよぉ、、待ってました!」の声がかかる。
ときに元禄十四年三月十四日、朝から曇り空、春とはいえど肌寒い日であった…。
有名な忠臣蔵の『刀傷松の廊下(にんじょうまつのろうか)』、
時代劇風のオーケストラ伴奏(録音)で演じる。
演歌(歌謡)浪曲と呼ばれる芸風でコブシを回し見事に歌い上げる。
北島三郎、サブちゃんを見ているようでした。
主君、女房、家来、憎たらしい吉良上野介など台詞(タンカ)の演じ分けが絶妙。
終演後、ロビーで客に挨拶してくれる。
私服だと近所のおっちゃんでした。


You-Tubeに細川たかしの動画がアップされていた。
これはフシ(唄)がメインだが雰囲気は分かると思う。
http://www.youtube.com/watch?v=Xpaw-WD8SFg


それにしてもアサノ君、なんで刃傷沙汰に及んでしまったのかなあ。
この浪曲では前段がけっこう細かく描かれていて、
「うーん、くそおおおお、上野介」
周り(妻、従者)が「殿、ここは何とぞご辛抱を」
「そうじゃったそうじゃった、お前達のためにも忍耐の二文字だ」
こんなやりとりが3場以上もある。
なのに吉良の無理難題をつきつけるパワハラに屈してしまうとは愚かなり。
武士はつらいよ、です。


春野ココ(はるのここ)
元漫才師のおばちゃん浪曲師、あのケイコ先生と同門。
ユーモアあふれる「お伽浪曲」で演じたのは『一休さん』だった。
落語でいう枕の部分から独特のしゃべりがかなりサムかったが浪曲もネムかった。
(実際にちょっと眠ってしまった)
休憩時に客のおばちゃんから今イチやったなあと言われていた。
ココさんには悪いが激しく同意。
三味線の沢村さくらさんは一目惚れするほどの美人でした。

 

京山倖若(きょうやまゆきわか)
初代京山幸枝若(こうしわか)の直弟子。
この人も会社員から浪曲師になった転向組であるらしい。
先日、二代目京山幸枝若を聞いたがスタイルは同じだった。
台詞(タンカ)の部分はまるで上方落語、何度も笑わせてくれる。
『難波戦記』という演目は初めて知った。
講談として有名な物語であるらしい。
長大な物語だがこの日演じられたのは「後藤又兵衛 大坂入城」の段。
登場人物は福岡藩の豪傑 後藤又兵衛と小倉の宿主や城主、家老ら。
ちょっとした落語のようなユーモラスなお話でした。
幸枝節というのはこういう浪曲なのですね。

 

天光軒満月(てんこうけんまんげつ)
トリはきらびやかな衣装に堂々たる浪曲師の恰幅、満月さんである。
かのチャンバラトリオの頭(かしら)でおなじみの南方英二を彷彿とさせる。
大衆演劇の座長のイメージなのだ。
演じるのは文豪菊池寛の名作『父帰る』、現代劇、昭和のホームドラマだ。
台詞まわしが戦前の松竹映画を見ているよう。
あるいは子供の頃の紙芝居のおっちゃんの語りを聞いているかのよう。
演じ終えてロビーで全員に握手していた。
しばらく立ち話するファンのご老人にも丁寧に応対、お客様は神様です、と満面の笑み。
満月せんせい! 自民党の古参議員のようでもありました。


小ホールはほぼ7割くらいの入りだった。
もちろん僕は若手、五十、六十はまだひよっこです。
補聴器装着率高し。


…大阪日本橋に雨は降り続いている。
日本一(日本橋一丁目)の交差点でラグビー応援僧K住職が待ってくれていた。
ミナミの夜のマイスターK輪氏のナビゲートで難波呑み。

連れて行ってもらった千日前、NGK裏の界隈はどこか熱帯アジアの雰囲気が漂う。
K輪氏曰く、このあたりも屋台風の立ち飲みが増えました、とのこと。
「味園」という巨大なレジャービルにあるキャバレーも廃業してしまったらしい。
周囲を圧するビル、ここに娯楽の殿堂があり隆盛を極めていた時代があった。
さっきまで聞いていた浪曲もかつて日本人の娯楽のメインストリームだったのだ。
千日前というと僕らの世代はアルサロのビル火災を思い出す。
あのビルはその後プランタンデパートになり今はビッグカメラが入っている。


K輪住職お薦めの屋台風の鮨屋で呑む。
いい店ですね、ここ。
生雲丹、いくら、蒸し穴子、平目などは1貫で150円、いか、鮪、下足などなどは2貫で150円。
嬉しいのは一口サイズでつまみに最高、ネタの大きさを自慢する店あるけど興ざめですよね。
K輪マイスターと意見が一致する。
旨い、安い、ネタも悪くない。
久々に美味しい雲丹を食べましたよ。
寿司焼き、なるものを注文。
要するに炙りネタのにぎり盛り合わせ。
これも嬉しい。
瓶ビール2本、熱燗2合×2、お好みの寿司で満腹。
しめて…驚きの4500円!
http://www.tokisushi.jp/
http://blog.livedoor.jp/kurokurodesu/archives/51892836.html


じゃあ、デザートでも。
男のデザートはハードリカーです。
法善寺のバーへでも行きましょう。
道すがらミナミの立ち飲みの老舗『丑寅(うしとら)』を覗く。
なるほどいい酒場の持つ気配濃厚、実力派ストロングスタイルの店、
いつか行こうと場所をしっかりとチェックする。
http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270202/27017138/
http://www.google.co.jp/search?q=%B1%AF%C6%D2&hl=ja&ie=EUC-JP&btnG=%B8%A1%BA%F7&q=site%3Ablog.livedoor.jp%2Fkurokurodesu%2F


ミナミの店は普通に芸人さんが呑んでいる。
住職が巨人師匠に大衆食堂で会った話はmixiで読ませてもらいました。
今日も法善寺近くの小さなバーにざこば師匠の姿がありました。
お目当ての『バー花本』、僕らが入る直前に数人のグループが入って行く。
賑やかなのは苦手です。
それでは、とK輪氏行きつけの英国風パブへ。
黒ブッシュのロックを一杯、住職はハーフロックなる飲み方で男のデザート。
美味浪曲、美味寿司、美味愛蘭土酒精、満足のうちに20時過ぎに締め。
K輪氏は近鉄、僕は阪神で帰途につくのでありました。

2010/5/28 ダイエット(減量)歴20数年

金曜日の朝は会議、今日も冷え込む。
吉村昭に『冷たい夏、熱い夏』という著作がある。
(吉村作品には珍しく私小説的な内容)
今のところ、2010年は“冷たい夏”として記憶されそう。
いや、冷たい春、冷たい初夏、か。
もう6月というのに長袖のフリースセーター(薄手だけど)に風除けのパーカー。
昨日までやせ我慢して半袖で通したが今日は屈服。


今朝のモーニングチューン。
ジェシー・コリン・ヤングの『ソング・フォー・ジュリー』と代表曲『ソングバード』
ギターのインスト始まりピアノ、フルートへ。ヴォーカルはなかなか出てきません。
題名はSong for Julie なのに歌詞ではThis is the song for Julia と歌う。
乾いたギターの音色、目に浮かぶのはハワイの朝。

 

…朝の会議に続き、ニュースデスク、午後の会議。
今日は野球もないのでヒマなデスク勤務でした。
7時過ぎに局を離脱、どこかで夕食を食べていこう。
気がつけば京橋『大阪王』のカウンターに座っていた。
ビールと餃子、黄金タッグ。
これで焼き飯とか焼きそばとか食べたらカロリー過多だろうな。
気がつけば目の前に天津飯。
とろりと飴色の餡をかけたカニ玉が湯気を上げている。
餃子、ビール、天津飯。
なぜ私は体重を落とすことが出来ないのか?


餃子を食べながら読んだ本は内田樹『日本辺境論』。
なぜ日本はこの手の日本人論を性懲りもなく書き続けるのか?
内田先生は書いている。


  新味があろうとなかろうと、繰り返し確認しておくことが必要な命題というのはあります。
  (中略)それを確認する仕事に「もう、これで十分」ということはありません。
  朝起きたら顔を洗って歯を磨くようなものです。
  一昨日洗ったからもういいよというわけにはいきません。
  放っておくとすぐに混濁してくる世界像を毎日補正する。
  手間もかかるし、報われることも少ない仕事ですけれど
  (「雪かき」とか「どぶさらい」みたいなものですから)
  きちんとやっておかないと、壁のすきまからどろどろとしたものが侵入してきて、
  だんだん住む場所が汚れてくる。私はそれが厭なんです。


読みながら僕の減量癖(とあえて言おう)も同じようなものだよなと思った。
そうそう、雪かき、どぶさらい、だ。
最近は明らかに『ダイエット(減量)擦れ』してきた。
あまりの本気度ゼロのやる気の無さに我ながら呆れている。
ダイエット擦れした男、になってしまった。


内田先生の日本論と同じようにこの際ちゃんとこの命題にアプローチしてみよかと思う。
なぜ私は減量する行為を止められないか?
なぜ私は成功しないままこの空しい行為を継続する意志を持つのか?
なぜ私は減量を達成出来ないのか?
なぜ私は過食するのか?
そもそもなぜ私は体重を減らそうと思い立ったのか?


…寒さにふるえて帰宅。
突然思いついたようにコミック『プルートゥ』全8巻を一気読み。
バラバラに読んだ時には納得できなかった詳細が鮮明になる。
そうだったのか、アブラーとゴジと天馬博士の関係は…。


モスクワの世界卓球選手権、女子準々決勝。
日本と韓国の激戦を見る。
テレビ大阪が途中で放送を打ち切り。
Twitterで探してJustinTVというサイトのライブ放送とつなぐ。
韓国語のコメンタリーが熱い。


エース平野早矢香は試合中は鬼の形相になるので有名。
でも、こういう時は気迫満点で頼もしい。
福原愛ちゃんは同じ真剣な表情をしても“泣き顔”なので心配になる。
ちょっとつつくと泣き出しそうだ。
泣き虫愛ちゃんに戻ってしまいそうでドキドキする。


5試合目、福原が圧倒して日本が準決勝進出。
泣き虫だけどニッポン卓球界で彼女の功績は大きい。
(近年のテレビ東京の功績も大きいと思う)
アイドル的存在だったのにそれで終わらずトップ選手になった。
さあ、準決勝は…中国か!

2009/5/28 阿蘇 烏帽子岳とミヤマキリシマ

    

6時起床、山麓の温泉場で目覚める。
寒い。風のうなる音が聞こえる。
天気予報は芳しくない。
熊本県に強風波浪注意報。
元湯(内湯)に入る。
朝風呂のぜいたく。


7時朝食。
昨日の『曲水庵』でバイキング形式。
囲炉裏に炭火が入りイワシやソーセージを自分で焼く。
素焼きの皿に生卵を落として目玉焼き、海苔も炙って食べる。
なかなかの趣向ながら客の大部分の老人たちには負担ではないだろうかと心配する。
でも、老人会のバアさま連中はきゃっきゃ言いながら楽しんでいる様子。


天気予報は最悪。
なのに、風は強いものの青空が覗いたり日が差したりする。
困ったモノ。


ふたたび朝風呂。
元湯、すずめの湯はつかった。
ヒロが「新湯」という露天風呂が良かったという。
ちょっと歩いてトレーラーハウスが並ぶ森の入り口に「新湯」はあった。
ここがまた最高な湯だった。
参ったなあ、地獄温泉おそるべし。
誰もいなかった。
独り占め。
森の緑いっぱいの露天、湯船はほどよい広さのヒノキ造り、そして微温湯。
風が気持ちいい。
いつまでも入っていられる。
地獄温泉、またいつか来よう。


  


…阿蘇 草千里から烏帽子岳に登る。
有名な観光地の草千里、その背景にどっしりと構える秀麗な山。
高岳、中岳、根古岳、杵島岳とともに阿蘇五岳に数えられ、標高は1337m。
風は強いが雨は降っていない。
登り30分だから何とかもちそうだ。
草千里にハルリンドウが咲く。

  
  

 

モンゴルの草原を歩くような気分。
踏み跡のある急な登りを経て尾根に出る。
山肌にミヤマキリシマが咲く。
最盛期より早いのか遅いのかよくわからない。
頂上には誰もいなかった。
ほどなく反対側から登ってくるガイド付き団体が到着する。
草千里を俯瞰で見ると岡本太郎の「顔」のようだ。
菓子パンを少し食べて草千里へ下る。

  
  

 

草千里に下山したあたりが黄色く染まっている。
バターカップ(キンポウゲ)の花の群落。
英国などの牧草地にも同じような花が咲いている。
烏帽子岳、阿蘇に来たら次も登りたい。

  

…古坊中に移動。
咲き誇るミヤマキリシマの群落を歩く。
古坊中から火口へのロープウェイ駅までの花のハイキング。
強風のため、ロープウェイは運休。
風向きが悪いために徒歩でも火口に近づけない。
外国から来た旅行者は残念だろうな。

  
  


…2時半過ぎ、雨が降り始める。
急いで車に帰り、大分へ向かう。
スーパーで夕食を買い、ふたたび「さんふらわあ」の乗客となる。


天気予報はハズれたが、結果的には悪くない山旅だった。
収穫は、由布岳下の『稲盛ケ城』、『烏帽子岳』、そして『地獄温泉 清風荘』
阿蘇くじゅうは大好きな場所。
いつかまた来たいと思う。