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2011/4/25 4.25から遠く離れて

もちろん激しく寝坊、蒲団を出たのは10時半でした。
今日は4.25 福知山線脱線事故から6年が経った。
あの日も日記をアップしている。
前日に村上龍『半島を出よ』を読み終えて感想を書いた。
2005年4月25日は仕事はニュースデスクだった。
事故は午前中に起こった。


  「半島を出よ」のことを書いていたらFMからニュースが飛び込んできた。
  尼崎でJRが脱線事故、あわててテレビをつけると衝撃的な映像。
  いつも乗っている電車がえらいことになっているではないか。
  9時過ぎの発生と言うことは僕の知ってる人間も通勤客として乗っていたのではないか。
  各局争うように生中継に切り替える。
  どーでもいいけど、ヘリコプター何台飛んでるんだ?
  あの騒音は救助活動の妨げになるだろう。ちっとは自粛しろよって言っても無駄か。

 
  死者とけが人の数が増えるばかりだ。
  どうやらカーブを減速し切れなくて脱線、踏切待ちの乗用車を巻き添えにして
  マンションに激突したという事故のようだ。とすればかなり人為的なミスだ。
  こういう現実に直面すると因果関係なくとも、やるべきことを怠ってしまう。
  いわゆる心の動揺だ。こういうのはあまりいい結果にはならない。
  やるべきことをやっていくべきだ。


  重大な事件や事故が起きるとフィクションが突然空しく感じる。
  どんなエキサイティングな小説や映画を観ても入ってこない。
  阪神淡路大震災のあとは半年ほど小説が読めなかった。9.11の時も同様だ。
  現実に想像が勝てない、凌駕できないのだ。


  今日は阪神電車で大阪へ出た。臆病者め。
  JRの神戸線は通常運行しているのでいつものようにJRでいけばいいのだが…。
  阪神電車が普段よりさらに遅く、慎重に走っているように感じた。
  大阪からYTVのある京橋までは脱線した列車と同じ「同志社前行」に乗る。
  あのニュース映像で大破していた同型の列車がホームに入ってくる。
  先頭車両を避けて乗る。意味無く緊張した。


その後、しばらくは電車のオーバーランが問題になったりした。

 

…原発の風評被害とか差別とかが連日新聞やネットを騒がす。
福島県民が宿泊を断られたとか、福島ナンバーお断りと言われたとか…。
僕はこれが現実にあるのだということがいまだに信じられないでいる。
本当にこんなことする奴っているのだろうか。
愚かなデマであって欲しい。


藤原新也はいま徳島にいるらしい。
徳島の放射線量と東京のそれとは変わらないのに徳島の人は他人事のようだと書いている。
放射能汚染が日本全国でどうなっているかを一度計測した方がいいと思う。
農業や漁業従事者は戦々恐々となるだろうけど必要なことだと思う。
福島や茨城が相対的に汚染されているのかを明らかにしておかないと本当に風評被害だ。
兵庫の野菜と会津の野菜が変わらないかもしれないし、その可能性は十分ある。


巡回しているブログにこんな記事が載っていた。
『あの街のこどもたち』(「特別な一日 UNA GIORNATA PATICOLARE」)
http://d.hatena.ne.jp/SPYBOY/20110425/1303727558
文部科学省は福島県の学校や校舎や校庭の利用に対して、
年間20ミリシーベルトを許容基準とするとの通達を出した。
これは先日からTwitter上でも問題になっていた。
この基準は国際放射線防護委員会の示す原発作業員の安全基準の上限だ。
記事は訴える。
「いつからあの街のこどもたちは原発の作業者になったのだろうか?」と。
新聞やテレビが報じないからそれほど問題ではないと思う人は、
戦争中に朝日や読売の大新聞が何を報じていたかを調べてみるべきだ。
今は時代が違うと思いたいが…警戒はしておくべきだと思う。
ピーター・バラカン先生がこのサイトをリツイートして紹介している。
http://e-shift.org/?p=166

 

…昨日から一転して今日はまったく関西発のスポーツニュースがない。
19時に閉局して駅前ビルの地下にある『うどん棒』でカレーうどんを食べる。
ここのは旨辛、カレーうどんの王道であります。


20時半からレイトショーで『英国王のスピーチ』を見よう。
ブルグ7へ10分前に到着、チケットを買おうとスケジュールを見ると…あれ?
映画館を間違えた!
TOHOシネマズ梅田だった。
今から移動しても10分以上かかる。
アウトでした。


ブルグ7でこんな映画をやっているのを見つけた。
『マエストロ・シックス』というクラシックのフォルムコンサート映画。
http://www.cinekyo.jp/
朝限定で上映中のようです。
<iframe title="YouTube video player" width="580" height="400" src="http://www.youtube.com/embed/V3N-ia0WkRY" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

今かかっているのはクラウディオ・アバド指揮のチャイコフスキーやラフマニノフ。
ソリストはエレーヌ・グリモー、セルジオお気に入りの女性ピアニストだ。
料金が3000円とちと高過ぎるぞ。
http://www.cinekyo.jp/?p=custom&id=7944094
高いけど実際にホールに聞きに行けば10000円は軽く吹っ飛ぶ。
オーケストラを90分集中して聞く、という朝。
いいかもね。


このフォルムでアバドと競演するエレーヌ・グリモーは美貌のピアニストだ。
映画『オーケストラ』でヴァイオリニストを演じた女優のメラニー・ロランにも優るとも劣らず。

ライブ演奏なのに彼女だけが映画女優みたいです。
http://www.youtube.com/watch?v=5XE3hn0tsWc


アバドとの競演、おそらく『マエストロ・シックス』で流れるのはこの演奏です。
http://www.youtube.com/watch?v=mJZTLdxb8yg

 

…午後、デスクを脱けだしてA部さんと珈琲ブレイク。
A部氏は佐藤泰志の小説にハマっているらしい。
映画『海炭市叙景』の原作者、どの小説も故郷である函館が舞台だ。
自分でオススメしておきながら僕はまだ読んでない。


今週の水曜日に京都でアイリッシュ音楽のライブを聞く。
去年から聞きたくてたまらなかった世界的デュオの二人。
ピーター・バラカンも眠たくなるくらい素敵なライブ演奏だと絶賛していた。
<iframe title="YouTube video player" width="580" height="390" src="http://www.youtube.com/embed/z9vlmAYw0a8" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>