2013/5/21 立てば芍薬

午後遅くから夙川を鮭のように遡上する。
自宅から歩いて1時間半、北山緑化植物園へ行く。
夕方5時半の植物園はほぼ貸し切り状態。
知らなかったけど市民に(誰にでも)24時間開放されているのだ。
狭いベランダしかないマンション暮らしだけど、ここが我が家の庭だと思う贅沢。


「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿はゆりの花」
芍薬と牡丹は種類によってはそっくりです。
ただ芍薬は草木、牡丹は樹木に咲きます。
牡丹は終わったけど芍薬(しゃくやくは今が盛りです.
園内には早咲きのバラも開花中。
 

 

…誰かのブログで誰かの本からの引用があった。(そんなんばっかか?)


  ”人間が変わる方法は3つしかない。


  1番目は時間配分を変える。
  2番目は住む場所を変える。
  3番目はつきあう人を変える。


  この3つの要素でしか人間は変わらない。
  最も無意味なのは『決意を新たにする』ことだ。


  要は自分というシステムの中の要素である「自分の意志」みたいなものに
  頼ったらいかん、ということですね。


                  「カジケンブログ」より引用 http://kajikenblog.com/?p=2218


生活を変えるために…決意を新たにする、というのは僕の趣味でもあります。
わかってはいるものの、また決意してしまいました。
朝型に戻る。
もう何年も就寝が午前2時近く、遅いときは3時になってしまう。
当然、翌朝に影響する。
これが自らの活動範囲を狭めているような気がする。
というか、一日があっという間に終わってしまう。
ヒロも同様に夜型である。
おりしも彼女が言う。
夜にちゃんと寝ないとガンに罹るリスクが高いらしいよ。
ためしてガッテンあたりで見たのだろうか。
ガンになるかは別にして生活を変えるチャンス。
「明日から朝6時台に起きる」
僕はそう宣言した。
図らずも決意を新たにしてしまった。
実は3日前から早起きおじさんになっている。
朝、淹れるコーヒーを楽しみに。


今日はオフ。
早起きして何をしたかというと…昨日の日記を書く。
空気が抜けていたGiant の前輪をハヤカワサイクルへ持って行く。
(しばらくヴィゴーレの前輪ととりかえて乗っていた)
案の定、パンク修理できない箇所に穴が空いていた。
チューブをとりかえる。


遅い朝ごはんを食べて、「あまちゃん」の昼放送を見ながら昼寝。
早起きの代償…。


夏みたいに暑い。
今津の SPORTS AUTHORITY へ行く。
ヒロが夏山登山用のパンツを買う。
その見立てにつき合う。
セール期間は20%引きなのだ。
アンダーアーマーの肌触りの良さそうなTシャツがあった。
便乗して買ってもらう。

 

帰宅して血圧を測る。
きのうの昼間に薬局の血圧計で測ったら200-110だった。
117-79 だった。
そうだよな、と一安心。


晴れてきて暑くなる。
3時過ぎ、植物園へ出かける。
ペットボトルに移したワインを保冷剤を入れたクーラーに入れた。
ヒロは買ったばかりのミレーの登山パンツ、僕も買ったばかりのTシャツ。
ミヤナガでパンを仕入れて…とウキウキして歩く。
折しも甲陽中学の帰宅時間と重なる。
歩きづらい。
そして、ミヤナガのシャッターが下りている。
あれ?水曜休みではなかったか。
第3火曜も休みでしたか。
残念!
コンビニでカレーパンを買う。

 

以下、写真(絵)日記でいこう。


甲陽園、銀橋周辺は緑が濃い。
ほぼ平坦だった河川敷の道もこのあたりから急な登りになる。
一ヶ月もすればもう夏至、5時近くでも十分に日は高い。
 

 

銀橋から北山へ分け入る。
ヒロはローカットのトレッキングシューズ、僕は仙台ハーフを走ったトレラン用。
  

 

シャクヤクは開ききってしまうより開花寸前がいい。
期待感、あるいは寸止めの美学、でしょうか。
  

 

石楠花(しゃくなげ)です。
初夏の山に咲く“花木の王”です。
http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20110526/1306387666
おととしは大峰山中で見たけど去年は逢えずに終わった。
  


早咲きのバラが咲いてました。
それぞれに名前がありそれぞれに出身国がある。
フランス7割、イギリス2割、日本1割くらいでした。
中には花だけ見ていると牡丹やシャクヤクと区別がつかない品種もある。
イギリスやアイルランドではバラの季節は6月。
日本では5月中頃から咲き始める。
バラ園に僕ら以外に誰もいない。
聞こえるのは野鳥の声のみ。
  


中国式庭園には石楠花が似合う。
24時間開放の植物園、いちど早朝に来てみよう。
冷えた赤ワインをタンサンで割って飲む。
  

 

いま彼が我が家では旬のアイドルです。
  

 

紫色のアカシア。
ロビニアというニセアカシアの園芸品種です。
もう盛りは終わってましたがアカシアファンとしては見逃せない。
  


植物園を出たのが6時過ぎ、途中で行き止まりの墓地に迷いこむ。
夕餉は苦楽園の「大正庵」、川沿いにある蕎麦屋です。
店内は広く窓際の席は居心地がいい。
  


ロケーションが良い分、味は期待してなかったが蕎麦は美味しかった。
つゆも好みのかつお節がよく効いた本枯れ風。
ただ天ぷらは今イチでした。
夏の日の午後遅く、瓶ビールと板わさ、盛りそば、これは悪くないぞ。


自宅マンションはペンキ塗り立て。
夜はプールで歩く。