2015/5/16 羆小説

週末はニュースデスク。
関西の2球団は遠征でJ1の1試合だけの暇な一日。
やるべきことはあるのに今日はしないでおこうと決める。
やること済ませて、本を読み、トライアスロンやゴルフの中継を見て、
ニュースを送り、「64(ロクヨン)」の最終回を見る。
昨日「光る牙」という羆の小説を読み終え、
きょうは「慟哭の谷」というノンフィクションを読んでいる。
羆(ヒグマ)という動物は僕を惹きつけて止まない。
羆がいるということは日本の自然の大きな魅力だと思う。
恐くてもいつか見たい。

慟哭の谷 北海道三毛別・史上最悪のヒグマ襲撃事件 (文春文庫)

慟哭の谷 北海道三毛別・史上最悪のヒグマ襲撃事件 (文春文庫)


羆(ひぐま)、日本に住む最大の大型獣、人智の及ばない神聖な動物。
本を読んでいるこの間も北海道の森をこの大きな獣が歩いている。
そのことを想像するだけで、自然っていいなあ、と素直に思える。
この『光る牙』を書いたのは元自衛官。
北海道日高山中の自然描写は秀逸だ。
これが書きたいことの全てではないかとさえ思う。

光る牙 (講談社文庫)

光る牙 (講談社文庫)


羆小説を何冊読んだろう?
『羆嵐』(吉村昭 )
『シャトゥーン ヒグマの森』(増田俊也 )
『ウエンカムイの爪』(熊谷達也)
『デンデラ』(佐藤友哉)
『シャトゥーン』も恐かったが何と言っても吉村昭だろう。
『羆嵐(くまあらし)』を読んだ直後は大阪の街中に住んでいたのに
夜になると羆の気配に怯えた。
『羆嵐』は大正時代に起きた北海道三毛別の事件の実録小説。
その事件の生き証人である役人が書いた本「慟哭の谷」が文庫化された。
さっそく読み始めている。

羆嵐 (新潮文庫)

羆嵐 (新潮文庫)


シャトゥーン ヒグマの森 (宝島SUGOI文庫) (宝島社文庫)

シャトゥーン ヒグマの森 (宝島SUGOI文庫) (宝島社文庫)


ウエンカムイの爪 (集英社文庫)

ウエンカムイの爪 (集英社文庫)


デンデラ (新潮文庫)

デンデラ (新潮文庫)


羆撃ち (小学館文庫)

羆撃ち (小学館文庫)

 

…「64(ロクヨン)」 最終回を見る。
モノクロームの映像と大友の音楽が冴えていた。
柴田恭兵演じる松岡参事官がカッコ良すぎる。