2015/5/14 叱咤される快感

自宅で揚げたてのコロッケ。
最高です!
このステンレスの油切りバットがいいんですよね。
  


今回は普通のコロッケじゃなくて馬鈴薯をすり鉢ですりおろしてクリームコロッケ風に。
左のは里芋をすりつぶした里芋コロッケです。
今度はあらびき胡椒たっぷりのを作ってもらおう。


  


予報は快晴、午後から雲が多い。
ところが、昼前から怪しい空模様となり雨。
それでも年イチの恒例行事、師に会いに奈良へ行く。
フリーランスの演出家の先輩でもあるT戸翁は今年七十になる。
リタイアして故郷の天理市大和郷で暮らしている。


晴れていれば近隣を散歩したかったが雨では仕方ない。
今回は鶴橋から近鉄で桜井へ行き、JR桜井線に乗り換える。
長柄駅でセルジオと待ち合わせる。


到着するなり翁はしゃべり始める。
大和郷のこと、民生委員をやっていること、神社がまつる神のこと、崇神天皇や日本書紀のこと…。
元気そうだ。
  

 

僕も齢五十八、地位や役職に関係なく名前を呼び捨てにされることは減り、ましてや誤りを指摘されたり、不出来を叱られることも無い。
「おいシオダ、だからお前はダメなんだよ。10年もすれば君にもわかるよ。」なんて言葉が新鮮だ。
写真にもあるように若輩者の僕は大先輩の前で今もなお生意気で、そんな関係も昔から変わらず、心地良いのであります。


T戸翁の前だと二十代の頃のクソ生意気で世の中をバカにしたような態度に戻ってしまい、また二十代の頃のように叱られます。
  


今年の年賀状にこんな文面があった。
T戸「増田さんが君が我が家で(俺を)撮った写真を見たと言ってましたね。あまり笑いもんにしちゃいけんよ。人間は老いるもんだ。失うものがある代わりに得るものもある。そのうち教える」
ホントにもう、まだ死なないでくださいよ。
セルジオとT戸翁は数年ぶりに会った。
二十代の頃のように翁に叱咤激励されていた。
  


午後5時半、T戸さん宅を辞して大和神社に参る。
おおやまとじんじゃと読む。
観光地でもないのにこれだけの規模の境内、鎮守の森、長い参道が毎日整備されていることに驚く。

  


桜井線で奈良市内に出る。
近鉄奈良駅構内の豊祝直営店で飲むのも恒例。
  


ワゴンで野菜を売っている上野の見立てで豆を使った料理二品をつまみに大和の地酒を飲む。
  


でも、最後はコロッケなんですよね。
そういえば朝もコロッケだった!