2010/4/9 スタジオアリスのお仕事


6時起床、6時50分にI 田ディレクターの車で拾って貰いゴルフ場へ向かう。
今日からスタジオアリス女子オープンのお仕事で三田のホテルに2泊する。
久々の女子ゴルフの中継仕事。
YTVがミズノレディースや旭国際を中継していた頃は女子ゴルフ暗黒時代だった。
宮里藍のデビューが2003年だからそれ以前ということになる。
いまや女子ゴルフは百花繚乱。
時代は変わる。


デイリーの仕事は空気のようでとりたてて感慨もないが年に一度や二度の仕事は違う。
「また、この季節がやってきた。僕はいつからこの仕事をしてるのだろう?」
なんて具合に回想モードに入ってしまう。
ここ数年、この仕事をするたびに日記になにかしら書いた。
たとえば…。


 …読売ゴルフ17番グリーンと18番TEEの狭間に立つプレハブの放送センター、
 この季節、1年にこの時期だけしか会わない人たちに今年も再会する。
 北海道から来るタイムキーパー、全国を回るCGオペレーター、ラウンドリポートのプロ、
 定年退職したがこの大会だけバイトに来るロジスティックのマネージャー、
 みんな一様に年をとっていくのだが、まだまだ元気そうです。


 僕自身を世界の中心に考えれば…僕はいろんな人々に会っては別れる。
 1年は、春夏秋冬、めぐる季節はその繰り返しだ。
 長距離のランナーの学生やコーチに会い、障害者野球の選手に会い、
 ゴルフ、ラグビー、競泳、体操の世界をのぞき見て…の繰り返し。
 僕はまるで風来坊のように、全国を渡り歩くフーテンの寅さんみたいなもんだ。
 よう、元気だったかい、それじゃあまたあばよ、達者でな、と次の駅へと汽車に乗る。
 一抹の淋しさ…を感じないでもない。
 そういう人生を選んでしまったのだから、それもまた楽しいのだから「良し」としよう。
                               (2007年)


 …2年前から取材、編集ディレクターのメインから退いた。
 それでも呼んでもらえるのでのこのこ顔を出している。
 気楽なものだが居心地がいいわけではない。
 少しでもお役に立てば、という気持ではいるが客観的に観て、“いなくてもいい”存在。
 いればいたで、もしもの時には役に立つだろうけど、あくまでオプション。
 こういう在り方って結局は自らをスポイルしていくのだろうな、と去年も思った。
 これが最後かなあ、と思う。
 プロデューサーも人事異動で替わる。       (2008年)

 

 …快晴、よみうりカントリーは美しい夏の風景。
 空の青、芝の緑、そして石川遼の赤、トリコロールに染まった。

 いつものようにJR&ギャラリーバスで出勤。
 満員のバスに詰め込まれ到着しても、とりたててすることがない。
 お前は何しに来ているのだ?

 石川遼がツアー3勝目。
 自作自演のドラマ、一度たりともプレッシャーのかかる主役の座から逃げなかった。
 そう、恐レズ、逃ゲズ、攻メルノミ。
                                (2009年)


2008年に「今年で最後かなあ」なんて書いておきながら今もここにいる。
有り難いやら、こっ恥ずかしいやら。


営業ノルマやら何やらの撮影、ニュース素材の編集、伝送やらをして一日が終わる。
事前に作ったアバンVTRのテーマは『 “世界標準”宮里藍vs“国内女王”横峯さくら 』
でも、今日の予選で横峯さくらが絶不調。
使えなくなるかも?
いや、使えねえだろ。
作り直しっす。


…寝不足が続いているので早寝する。
夕食はコンビニ弁当とシルクエビス一缶。
不味いものに、せめて美味しいドリンクを!
22時過ぎに寝る。