2013/4/7 さぶっ

朝、海鳴りならぬ空鳴りがする。
風の唸る音、なんて言うんだっけ?
空が鳴いている。
風が強く吹いている。
昼近くなって少し止む。
きょうは妖怪 “ 二つ玉 ” が去り、大陸からの寒気が入る。
最高気温の予想が14度、3月上旬並みになるらしい。
少しだけ走る。


夙川沿いの桜。
強風で花びらが飛ばされてコンクリート壁に貼りついていた。
風雪の跡、のようでもあり、スプレーでいいかげんに塗装された跡、のようでもあり、アートのようでもある。
  


「木々は不要なものとして、その億万の葉を棄てたわけではない。風に托して大地に返した」
という串田孫一の詩になぞらえれば、

  
  桜は不要なものとして、その億万の花弁を棄てたわけではない。風に託して大地に返した


桜は土に還るのだ。
  


4月最初の日曜日、サクラの回廊はこんな感じです。
  


八重の桜も咲き始めていました。
これは例年よりかなり早いかも?
  


振り返れば六甲山、こうして見ると山桜って結構あるんだな。
  


ジョギングから帰るとマンションの狭いエントランスホール若い男女が6人ほど立っている。
揃いのオレンジのジャンパーを着ていて、手書きのポスターに、a.u.光回線のりかえキャンペーン、とある。
僕はヘッドフォンをしていたので無視して振り払いエレベーターに乗り込んだ。
何だ、あれは?
ちょっとやり過ぎじゃないのか。
日曜日は管理人がいないことを知ってだとしたらかなり悪質だ。
だってエントランスを通る住人を取り囲むように立ってるんだよ。
会社の命令だとしたら逆効果だと思う。
あんなことされたら乗り換えようと思ってた人も逃げる。
あのチームの独断の戦略としても、だ。


…午後から出社、編集の準備をする。
ウールのセーターにマフラー、ショートコート、3週間ほど前の早春仕様でちょうどいい。
温度変化が激しい。
若い頃は温度差ってさほど気にならなかったのだろうな。
血行が良かったから変化に対応出来たのだ。
寄る年波、生きていくのは楽ではない。


出勤途中、たまらなく煮干しラーメンが食べたくなる。
おととい行ったばかりの「青森煮干し中華 なかた屋」へ寄る。
きょうは煮干しラーメンを細ちぢれ緬で食す。
細緬の方が断然合うと思う。
口コミで見るとラーメン通の人には評判が良くないが薄切りの焼豚も僕の好みです。
ラーメン通はたいてい濃厚、大盛りを好むからね。
贔屓にしよう。
女主人(料理人)も美人だし。
煮干し中華の中太ストレート緬、細ちぢれ緬と来たから次はあじ節塩中華にしよう。


…amazonでkindle版のコミックを何冊か購入。
「ブラックジャックによろしく」なんて無料だ。
「少女ファイト」(第1巻のみ)は99円、キャンペーンなんだろうな。
他にも99円は多数あるがほとんどがR18ものばかりだ。
こんな需要があるのか、と驚く。
安くはないが『山賊ダイアリー』というコミックを買って読む。
現役猟師の若者がマンガを描いている。

山賊ダイアリー(1) (イブニングコミックス)

山賊ダイアリー(1) (イブニングコミックス)


  現役猟師、兼マンガ家。岡本健太郎による狩猟&ジビエ喰い実録日誌。
  ウサギの唐揚げ、カモのロースト、カラスの焼き鳥etc、山グルメ満載! 
  山で迷ったときの心得などサバイバル術も満載!都会を離れ、
  故郷に戻った男は山に遊び、お気に入りの空気銃「エースハンター」と

  自作の罠を手に、今日も鳥や獣と勝負する。
  鳥羽僧正よ、刮目せよ!これぞ二十一世紀の鳥獣戯画だ!

 

これにけっこうハマってしまった。
帰宅後、2巻も購入。