2010/3/30 寒空にブルームーン

ここ一ヶ月ほどで眼鏡が合わなくなってきた。
遠くを見る眼鏡と読書&パソコン用眼鏡(老眼鏡ですね)の2種類とも合わない。
近視と遠視、それに乱視がある。
今使ってるのは10年以上前に合わせた度のもの。
そろそろ検眼し直す必要がありそうだ。


年齢もあるし糖尿病の病歴もある。
眼底出血や白内障、緑内障の心配もあるので年に一度は眼科検診を受けるよう言われていた。
実はここ3年ほど受けていない。


…7時過ぎに起床。
快晴だが冷え込む。
久々に血糖値を測る。
106、ちと高いが基準値内だろう。
出来れば2ケタにしておきたい。


8時過ぎ、ヒロが通っている近所の眼科医院へ行く。
そこは親子2代でやっているらしい。
診察は息子先生(おそらく40代)、検査を父親(おそらく70〜80代)が受け持つ。
ヒロから眼圧の検査なんかはおじいちゃん先生がやるんだよ、と聞いていた。
役割分担が決まっていて案内係はおばあちゃんがする。
他にも検眼用の女性スタッフが2名待機しているし医療事務の女性も3人いる。
人員がダブついている。
でも、老夫婦は家族だから人件費はほとんどかからないのだろうな。
あの歳まで働けて羨ましい。
患者としてもこの雰囲気は悪くない。
眼科も患者のほとんどが老人だ。
おじいちゃん先生の穏やかな物言いとゆっくりしたペースは患者をほっとさせてくれる。


眼圧、眼底検査他、すべて異常なし。
ただ視力が落ちている。
裸眼で右が0.2、左が0.7。
眼鏡を持って行かなかったので詳しい視力検査は次回とする。


…図書館で坪内祐三『酒日誌』を借りる。
そのまま歩いてJRさくら夙川駅、2駅先の甲子園口まで乗る。
甲子園口の駅前にある老舗の焼鳥屋『たくみ』で独酌。
古いカウンターだけの店、昭和の焼き鳥屋。
頑固そうなオヤジが焼いている。
僕は年に2〜3回はこの店で飲む。
必ず独酌だ。


必ず注文するのが「ささみ」と「たたき」
「ささみ」は浅焼き、表面を炙るだけのレア、塩味のみ。
好みで一味唐辛子。
「たたき」は絶品、これもタレでなく塩味。
浜松町の人気店『秋田屋』のタタキに優るとも劣らない、と僕は思う。
この店がメジャーにならないことを祈る。


キリンラガー大瓶で喉を潤す。
坪内祐三『酒日誌』が面白い。

酒日誌

酒日誌


どこで誰と何を飲んだ、という日録なのに読ませるのは何故だ?
時としてネタありのコラムより淡々とした日常の記録に惹かれる。
酒飲みが書く長めのTwttterを読んでいるようなものなのに。
新橋の「ロックフィッシュ」や神保町の「八羽」が何度も登場する。
「ロックフィッシュ」はDさんもお薦めの店だ。
読んでいると東京で飲んでる気分になる。
最後にもう一度「ささみ」と「たたき」を注文、締める。


駅前に鯛焼きの店が出来た。
ひとつだけ買って歩きながら食べる。
最近の鯛焼きは美味しくなったと思う。


西ノ宮駅まで歩く。
JR一駅分だが甲子園口と西ノ宮は2キロ以上ある。
歩くと40分くらいかかる。
甲子園口商店街でよさげな店を見つける。
京料理と地酒『酒菜屋 縁ぐち』、覚えとこ。


ある人のTwttterのつぶやきで今日がBlue Moonだと知る。
ブルームーンとは同じ月で二度目の満月を言うのだとか。
初めて知った。
  
     

 


帰宅して『龍馬伝』の「暗殺指令」を見る。
吉田東洋の妖怪ぶり、なるほど怪談映画のようだ。
MLB特番で眼鏡堂&石井夫人の共演を見る。
色白の眼鏡堂さん。
ボディビル会場で飛び交うかけ声は『黒い!』
思わずテレビに向かって言う。
『白い!』