2011/2/19 王子のご帰還

昨日は宿の近所でビール1本だけ飲んで早めに眠った。
6時過ぎに目覚めシャワーを浴び、珈琲を淹れ、少し日記を書く。
2月も後半、つい沖縄から東京までの自分の日記を読み返してしまう。
ぷよねこ日記の一番の愛読者は僕自身だと思う。


チェックアウトして半蔵門線で神保町へ。
映画『森崎書店の日々』を見て以来、あこがれの街。
こんな夢を見た…。(どこかで聞いたフレーズ)
学士会館に3連泊してどこへも行かずに休日を過ごす。
3食すべて神保町。
皇居をジョギング、読書、映画、珈琲、散歩、読書…。
毎日一人ずつ友人が神保町へ来てくれて夜はささやかな酒宴。
贅沢なワルダクミ。


書泉グランデで文庫本を一冊買う。
西村賢太『暗渠の宿』、無頼の芥川賞作家の2006年の作品。
解説は友川カズキ。
読み始めたら止まらない。


スターバックスでエスプレッソシングル。
ドイツ語の会話が聞こえる。
隣にはiPhoneのFaceTime(テレビ電話)で会話する外国人。
思わずモニター画面を覗き見ると嬉しそうな女性の笑顔が。
でも、人目のあるとこでFaceTime使うのって恥ずかしいなあ。


彼女はなかなか笑ってくれない。


小川町、富士見坂途中の『エチオピア』で早めのランチ。
豆カリー5倍を注文。
隣に太った同年配のオヤジ。
チキンカリーの40倍大盛りです、と注文の一皿が届く。
巨体から熱を放出しながら食い物とファイト。
食べ終わったあと、顔は真っ赤、頭から湯気を上げていた。


…夕方、5日ぶりに帰宅。
玄関にモルが待っていた。


都内を連れ回された王子てんはお疲れの様子。
めまいがします、とのこと。


てんを連れて行く時は常時デイパックに入れて持ち歩く。
ホテルやウイークリーマンションに置いたままにはしておけない。
万一、盗まれたり、火事になって燃えたりしたら…!!!
ヒロは僕を責めるだろうな。
なんで置いてったのよ、って。


モルは2004年暮れにシアトルのワシントン大学コープで買った。
ワシントン大学のアメフトチーム「ハスキーズ」のマスコットなんです。
9.9ドル、写真では右から2番目の上に乗っかってるのがモル。
青いバンダナは僕が巻いた。
モルはいつも留守番なので不満顔だった。
でも、人見知りが激しいので連れて行くといつもホームシックになって泣く。

もう一匹の眷属はツイッターのアイコンにもなっている ひだねこ という木彫りネコ。
こいつは2000年に夫婦で槍穂高縦走を達成した記念に飛騨高山の『たまや』で買った。
タイ原産、僕らは“森の精”と呼んでいる。温泉の友、晩酌の友である。

 

…夜、バレーボールの練習からヒロが帰宅。
遅くなったけど、と誕生日プレゼントをもらう。
カシミアのマフラー2本。
いつもマフラーの肌触りが悪いとこぼしていたので肌にやさしいのを探してくれた。


…NHKhiのダークエイジ・ロマン『大聖堂』の3回目を見る。
相変わらずタメもなくガンガンとストーリーが進んでいく。
失踪する車から振り落とされないように集中して見る。
意外にもそれが快感になってきた。
次も見よう。