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2011/5/25 大峰山の美人三姉妹

山を歩く愉しみの一つは野に咲く花に出会うことだ。
ことに初夏の奈良大峰山は別嬪揃いで映画で言えば主演女優クラス、

宝塚ならトップスターなのだ。
大峰の三大スターは山麓から出会う順番に、石楠花、白八汐、山芍薬です。
美人三姉妹は野に咲く花、すべて野生種であるのがいい。


石楠花(しゃくなげ)
霧雨の中、登り始めるとすぐに急登となる。
登りの辛さを忘れさせてくれるのがシャクナゲの群落だ。
『花木の王』と呼ばれるにふさわしい艶やかで堂々たる咲き姿。

(『花木の女王』はバラ)
米国ワシントン州(シアトルのある州ですね)の州花であるという。


白八汐(しろやしお)
奥駈道の初夏を彩るツツジ科花。
新緑の中、強く主張することなく、されど美しく上品に咲く。
満開の季節、晴れた日に奥駈道を歩くと、ここは天国か、と錯覚させられるほど。


山芍薬(やましゃくやく)
山中、奥深くしずかにひそやかに咲く。
図鑑には『山で咲き、全体がシャクヤクに似ているのでこの名がある。
あまり人が入らない林の中にひっそりと咲く花で気品があり美しい』とある。
儚げ(はかなげ)、されど存在感は三姉妹の中で抜きん出ていると思う。