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2009/5/16 新開地エレジー(哀歌)

曇り空、午後からは雨の予報。
和歌山の親戚からオレンジ(セミノール種)が届く。
みかんの有田産で5月が収穫期、新たまねぎと同じく旬のもの。
明日からはオレンジのフレッシュジュースが飲める。


…午後から身体障害者野球の全国センバツ大会を見に行く。
新型インフルエンザで大騒ぎの神戸のスカイマーク球場です。
あんまり大騒ぎしないでくださいね。と兵庫県民として切に願います。
厚生労働省やメディアの煽りに不必要に踊らないで下さいね。


神戸コスモスはサブ球場で静岡と対戦。
大量リードするも5点も入れられていた。
宮城の農民 佐々木さんは仙台福祉メイツで出場。
東北は田植えの真っ最中で、帰ったらまた田植えです、とのこと。
テレビも忙しいでしょう? と言われ身のすくむ思い。
いや実はヒマなんです、と答える。
小雨模様の中、なんとか今日最後の試合が始まる。
開幕試合に勝った北九州ナインには会えず残念。


帰途、湊町公園で途中下車して新開地を歩く。
雨の新開地のアーケードは人出も少なくさみしい。
今日明日に予定されていた神戸まつりも中止になった。
自粛、ということらしい。


久しぶりに『夫婦ぎょうざ』に入る。
カウンターで老人が一人でビールを飲んでいる。
テレビは音声を低めにした大相撲中継。
キリンラガーの中瓶を飲む。
焼きたての一人前を味噌だれにつけて食べる。
厚めの皮が少し焦げて香ばしい。


目の前で主人が餃子を包む。
目線の先に素早く動く手元が見える。
創業 昭和29年、僕の年齢より長きに渡り餃子を包んできた。
この店に来るのは5回目くらいだろうか。
震災前は商店街を挟んだ向かいの路地にあった。
あの頃、まだ新開地には大きな映画館が残っていて、店の夫婦も若かった。


同じビルの2階にある『グリル一平』へ行く。
パルシネマで二本立てを見たあと、ヒロと行く定番の洋食屋。
客は体格のいいあんちゃんが一人、オムライスを食べている。
オムライスとグラスワインを注文。
雨の静かな新開地、気持ちが落ち着くのはどうしてだろう。
街としての盛りはとうに過ぎた。
滅びゆくものに人が惹かれるのは何ゆえか。
オムライスと赤ワインが合うのはまた何ゆえか。


キリンラガー中瓶とグラスワイン1杯でほろ酔い。
5月は負けが先行する。


斉藤健次『まぐろ土佐船』、ちょっと古い本だが抜群に面白い。
書くに意味あり、また読むに意味ある価値の高いノンフィクションだと思う。


携帯で民主党代表選に鳩山由紀夫が選出されたことを知る。
岡田克也に29票差をつけたという。
政権交代にこれはどんな意味を持ってくるのだろう。
小沢一郎の影がどうのこうのではなく、政権交代した時の党首が鳩山由紀夫かあ…。
どうも現実味がない。
鳩山はやっぱりヘッドコーチか守備コーチで監督じゃないよなあ。
今朝テレビで見た候補者の演説では岡田克也の方が政権交代の実感があった。
岡田がかつて代表だった時、夏の総選挙で小泉に大敗を喫した。
民主党にはそのトラウマがあるのだろうか。
ただ岡田のバックに前原グループがいるのが気にかかる。
奴らはどうも胡散臭い。

 

…雨の中、帰宅すると税務署から封書が届いていた。
中身は所得税の確定申告の修正申告書。
なんでも配偶者控除と専従者控除に重複適用があったので修正せよ、とのこと。
修正後の追加となる所得税分25200円の振り込み用紙も同封されている。
定額給付金の二人で24000円がこれで消えてしまったような。
そういうことですか。


町山氏のPodcast。
青春映画の話から話題が広がり70年代の二つの映画を思い出す。
栗田ひろみ主演の『放課後』(1973年)と高橋洋子主演の『旅の重さ』(1972年)
二つの映画がともに観客である若い男にとって哀しい物語だと思われるのは、
若い女の子が30代以上のおっさんに惹かれ奪われてしまうことだと町山氏は言う。
今の年齢になって思えば、まあ仕方ないじゃないか、と思うのだが、
青年にとっては、好きな女性がおっさんに奪われるのは耐え難いことなのだろう。
僕だってかつてはナイーブな青年だったからその悲しみはよく分かる。


栗田ひろみは1957年生まれ、僕と同い年だ。(ちょっと驚き、年下だと思っていた)
『放課後』の主題歌を歌っていたのは井上陽水だった。
主題歌が『夢の中に』で、挿入歌がこれだったか。
♪ いつのまにか 青い空が のぞいてる…きみはしずかに 音も立てずに 大人になった
                       (井上陽水『いつのまにか少女は』)


高橋洋子は僕らより年上、NHKの連続小説『北の家族』のヒロインだった。
函館が舞台の家族ドラマで、僕が高一の年だ。
映画『旅の重さ』は青春ロードムービー、今思うとかなり過激な内容だった。
高橋洋子も全裸シーンありで、当時でいう“体当たり”の演技。
You-Tubeに予告編がアップされていた。
驚いたことに音楽担当は、よしだたくろう!
予告にも ♪ わたしは今日まで生きてみました… が流れる。
映画は観たはずだが記憶にない。
1972年だから拓郎は25歳だった。
またしても1972だ!


旅の重さ 今日までそして明日から

青春の日の映画を懐かしむついでに最近の収穫を。
タイのアクション映画『チョコレートファイター』(原題chocolate)の主人公が当たり。
ヤーニン・ジージャー・ウィサミタナンという25歳!の女優。
(高校生くらいにしか見えないけど)
あの『マッハ!』の監督作、映画観たいけど上映館が限られているようだ。
それとWEBニュースで知った宮里藍の新ヘアースタイル。