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2010/5/12 若葉寒(わかばざむ)の一日

今日も早朝から活動す。
晴れ、6時台に自宅を出て阪神、近鉄を乗り継いで難波駅。
ここから近鉄アーバンライナーNextで名古屋へ、2時間ちょっとで到着する。
東海道線に乗り換え熱田駅へ、滅びかけた商店街を抜け、名鉄神宮前駅。
改札で母と妹と合流す。


晴れているが風が強く冷たい。
半袖シャツで着たことを後悔する。
熱田神宮の新緑が美しい。
鬱蒼とした森と玉砂利を歩き蓬莱軒本陣へ行く。
11時半、すでに十数人が並んでいる。
ほどなく入店。
座敷に座り“名物ひつまぶし”を食す。
旨い。


満腹の腹ごなしに神宮本殿へ詣でる。
何も願わず手を合わせる。
母は77、妹は51、遠い旅をしてきたものです。
神宮前駅のデパートでコーヒーを飲み歓談。
昔話が楽しい。
母に“名物きよめ餅”を土産に貰う。


ふたたび近鉄アーバンライナーNextデラックスシートで帰阪。
局に顔出し、きよめ餅を置いて行く。
福島で編成M(Gmonster2006)と合流。
『おがたまの木』で日本酒を飲む。
20時半からのレイトショー『オーケストラ』@梅田ガーデンシネマ。
ラストの15分とメラニー・ロランに喝采。
福島駅前のバルでヒューガルテンを飲み帰宅。

 

以下、写真日記とする。

JR熱田駅から名鉄神宮前へと続く商店街。
かつては賑わった門前もシャッター通りと化し滅びの道を歩む。
その名もシュライン、パブリックカフェとはなんぞや? 
ドラゴンズのポスターは左右のエース、チェンと吉見。


若葉の季節、熱田神宮の森が萌えていた。


熱田さんの境内には野性の鶏がいる。
美しく気高い。御神鶏と言われているそうです。


鬱蒼とした原生林、僕が幼い頃、

この熱田さんにお参りに来た時のことを森は見ているはず。

 

蓬莱軒へは母が乳がんの手術をした年(2008年)に二人で来た。
9月だから母の誕生日祝いと快気祝いを兼ねてのささやかイベントでした。
その時は熱田神宮の鳥居の前にある店へ行った。
今回は妹の知っている本陣(本店)へ行く。
ひつまぶし一人前2730円也。

 

 

熱田神宮の境内に露天が並ぶ。
なつかしい金魚屋。
子供の頃に育った商店街にも金魚屋や小鳥屋があった。
母、妹と刈谷市新栄町商店街にあった店を順番に思い出しごっこをする。
どじょう屋(鰻屋)というのも商店街に一軒はあった。
いつも煙を出していい匂いをさせていたっけ。
昔は専門店が多かったよなあ。

 


…レイトショー『オーケストラ(原題Le Concert)』@梅田ガーデンシネマ。
先日13時の回に行くも満席で退散した。レイトなら空きがあるとのことで再挑戦。
水曜日はサービスデイで1000円、今日も18時の回までは満席だったらしい。
20時半のレイトショー、シートはほぼ8割埋まる。
いつもガーデンシネマのレイトショーは4割がいいとこなのだが…。

あらすじと予告編は前回行けなかった日の日記に貼り付けた。
参照 http://d.hatena.ne.jp/shioshiohida/20100511#1273504090


      


クラシック音楽に魅せられる。
でも、映画として見ればいささか荒っぽい造りで100点満点というわけではない。
役者(女優)を見る、という視点であれば満足です。
ヴァイオリンのソリスト役、メラニー・ロラン。
    
  


不遇のコンダクター(今は掃除夫)のロシア人俳優も素晴らしい。


  
  

ソビエト、共産国家の抑圧、ユダヤ人、クラシック音楽、収容所…。
感動劇の要素は満たしているのだが惜しいかなドラマを丁寧に描けていない。
魅せる説得力に欠ける。
なんだか安っぽい漫画みたいだ。
いや、今や漫画も精度や構成力が求められる時代。
ちょっと荒唐無稽な描写を、映画はあえて開き直って、そのまま押し切る。
主人公の天才指揮者やその友人、旧共産党幹部、彼らの人生、

そしてココロに内在するもの。
それが十分に表現されるかは物語にとって大事なのだと思うが、

ちょっと陳腐にさえ感じてしまう。


それでも、だ。
状況設定、そして音楽の力は偉大だ。
ラスト15分。
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲第一番ニ長調。
音楽のチカラ、見る者は両肩をぐいっと押されてコーナーに追い詰められる。
真剣な目で見つめられる。
いつのまにか…じいいんと感動している自分。 
造りの荒さやいくつかの不手際は無かったことにしてもいいかな、と。
拍手を送りたいとさえ思う。
ああ、よかったよかった。
素晴らしい映画でした。
世論は情に流される。


映画では、この日の公演が世界で話題になった、という描写で世界の新聞の一面がフラッシュで現れる。
ルモンド紙やタイムといっしょに毎日新聞が登場する。
間違っている、と思った。
日本の一般紙はクラシックコンサートの成功を決して一面に載せたりはしない。