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2013/5/3 薫風

朝、肌にふれる冷気がさわやかだ。
北海道の夏、みたいな大型連休の後半スタートだ。
(GWと呼ばず大型連休と言う。NHKな表現ですね)
風薫る五月、薫風とは「初夏、新緑の間を吹いてくる快い風」と電子辞書にある。
本来は南風でこんな冷気ではないのだろう。
ま、とにかく、新緑が美しい。
  


夙川をさかのぼる往復ラン。
ちょっと住宅街へ寄り道したりして苦楽園口駅まで行って帰ると7.2キロだった。
阪急甲陽線は営業キロ数2.2キロのミニ路線、駅は夙川、苦楽園口、甲陽園と3つしかない。
この線路を縫うように走ると住宅街の中に小さなカフェや蕎麦屋がある。
連休はこんな近場でちょっとした小旅行するのもいいかな。
(なぜか今年の連休はオフが多いのです)

この構図好きです。
阪急電車の線路が甲山の麓まで続いている。
イラスト風に画像処理してます。
本当はマルーン色の電車があればいいのですが、このポジションはヤバイ。
轢かれてしまいます。
  


新緑の海を鯉たちが泳ぐ。
  


飛び石を時間をかけて渡る母娘。
自分たちが素敵な風景の中にいることを自覚してるのかな。
  


苦楽園口の駅からすぐの川岸にある店。
喫茶店かな?と思っていたが「大正庵」というお蕎麦屋さんでした。
そうかあ、蕎麦屋か。
この窓辺のカウンター席に座って初夏の真っ昼間に蕎麦酒というのは最高ですね。
ネット検索すると桜の季節は絶好の花見酒のロケーションであるらしい。
  
このブログ、カワイイです。
http://himechii.exblog.jp/18681920/

 


…映画を見た。
ことし劇場で見る15本目の作品。
バリバリのハリウッド製のギャング映画です。
『L.A.ギャングストーリー』@TOHOシネマ西宮ガーデンズ
夫婦50割引です。


☆5つ、久々にハリウッド映画を堪能しました。
かといって胸に迫る感動なんて期待しないで下さいね。
そういうのとは違う。
1949年のロサンゼルス、みんなスーツ姿がカッコ良すぎます。
刑事があんなに決めてたらドンパチ出来ないだろ、なんてヤボなこと言わない。
これは映画ですから。
テーマやストーリーや事実関係の間違いついて町山智浩氏は酷評してるようだけど僕は楽しめました。
あくまでフィクションとして。
映画ってそういうものです。
強いものや他人の意見に決して屈っしない。(この映画のテーマです)
他人が傑作だ、素晴らしい、と薦めるものを見て落胆することもあるし、逆も同じくらいある。
自分の目で見て判断しましょ、というのが大人の見識です。


  


    1949年、ロサンゼルス。ニューヨークのブルックリン生まれのギャングのボス、ミッキー・コーエン(ショーン・ペン)は、
    ドラッグ、銃器取引、売春など、手段さえあれば何でもするという勢いで街を牛耳り、シカゴから西の広い地域の賭博も仕切っていた。
    彼自身が雇っている手下だけでなく、首根っこを押さえられている警察や政治家も意のままに操り、自らを“神”と豪語するコーエン。
    そんなコーエンの帝国をぶち壊すために、ジョン・オマラ巡査部長(ジョシュ・ブローリン)と
    ジェリー・ウーターズ巡査部長(ライアン・ゴズリング)率いる

L.A.市警の“はぐれ者たち”による、たった6人の極秘チームが結成される……。

 


『L.A.ギャングストーリー』トレーラー ブルーレイ&DVD 9月4日リリース


このところ映画館で開始30分は眠り病に陥るという僕でしたが、今回は1秒たりとて目を閉じませんでした。
(恐くて目をそむけたシーンが二度ありましたが)
ジョシュ・ブローリンは渋く、ライアン・ゴズリングはクールで、ショーン・ペンはただひたすら恐ろしく、ニック・ノルティーの市警本部長はドスがきいてる。
はぐれ者五人衆の一人がロバート・パトリック!
あのターミネーターのT-1000が射撃スゴ腕のベテラン刑事。
いやあ、とにかくギャングも刑事も情婦もみんなまとめてカッコイイ映画です。


冒頭のオハラ(ジョシュ・ブローリン)のモノローグ。
「戦争を経験してわかったこと。悪がはびこるには理由がある。善人が何も言わないからだ」
多分にアメリカンで独善的世界観ではありますが、これは古き良き時代(ということにして)の話。
“勇気” という美徳が重んぜられるお国柄です。(現実は置いといて)
突然、背景もなく市警本部長が命令する。
「ミッキー・コーエンの帝国をつぶせ。この行動は警察の記録に残さない。逮捕する必要はない。殺せ!」
命令を受けたオハラは仲間を集めて言う。
「バッジは家に置いておけ。これは捜査ではない。戦争だ。」
どこかで聞いた台詞。
そうです。
ジョージ・ブッシュ!
そいえばジョシュ・ブローリンは映画でブッシュを演じてた。
そんな恐ろしい敵に戦争を仕掛けるオハラには身重の妻がいる。
妻が言う。
彼は正義、忠誠、家族愛、ともにある人だけど、その優先順位がわからないの。
激しい銃撃戦、なぜか刑事には弾は当たらない。
そういうとこも映画です。
これが実話ベースというから事実は小説より奇なり。


この映画、こうして感想を書いてみると単純で独善的で深みに欠ける気がしないでもない。
でも、2時間弱ずっと楽しめたのは事実だ。
評価はあとで考えればいい。
ハリウッド映画に飢えていたのかな。


それにしてもゴールデンウイークど真ん中、客の年齢層は高かった。
若い人は邦画ばかりで洋画はあまり見ないらしい。
字幕を読むのが面倒で吹き替えを選んで見る人も多いとか。
正直言えば、なんだか情けねえなあ、と思う。
僕の20代は洋画4に対して邦画1くらいの比率だったような。


いいねえ、ショーン・ペン・
ニューヨークからやってきて西海岸制服を果たしたユダヤ系ギャングのボス。
冒頭でシカゴからの刺客を斬殺するシーンがある。
観客に彼の無慈悲さを知らしめる。
  


ロス市警のはぐれもの五人衆。
ワイルドバンチを思い出す。
左から二人目がオハラ、要はジューイッシュvs アイリッシュ。
  


市警本部長のパーカーを演じるのはニック・ノルティ、久々にスクリーンで見た。
映画では英雄のように描かれているが…そんなことはないだろうとニック・ノルティが身体から発する空気で訴えているように思う。
俺は醜く太って性根は腐っているんだよ、と。
どうです、この不貞不貞しさ。
  


(ここからを読むと純粋に映画を楽しめなくなる恐れありです)
事実に基づいた物語、とありますが事実とは人物に対する評価がかなり違うみたいです。
あの悪名高きロサンゼルス市警が(たとえ一部のはぐれ者であるにしろ)こんなに正義漢なわけがない。
市警本部長のパーカー(ニック・ノルティ)は実はバリバリの人種差別主義者でユダヤ系のコーエンに支配されるのが許せなかった。
警察官に多くいたアイリッシュをそそのかせ、署内のはぐれ者を集めさせ相撃ち覚悟で戦争を仕掛けたという構図。
パーカーはこの功績で市警の幹部にのし上がり、黒人やメキシコ人を弾圧して、60年代、ワッツ暴動の引き金になったとか。
おそらくはこれが事実なのでしょう。

 

…映画に行く前、ヒロと遅めのランチ。
朝、ジョギングの時に見つけた夙川駅裏のパン屋で数種のパンとノンアルコールの発泡ワインを買う。
緑の木陰、川沿いのベンチで食べる。
こういうのがしたかった。
パンも、ノンアルコールワインも最高に美味しい。
このパン屋さん、大当たりでした。
ヒロも、買ったパンが全部最高水準、おいしい! と感激する。
よくぞ見つけた、でかしたぞ、と誉められる。
  

パンの写真は撮らず。
また近いうちに食べるので、その時に感想を改めて書きます。
夙川「ブランジェリーミヤナガ」というパン屋。
ネットでも絶賛されている。
http://tabelog.com/hyogo/A2803/A280301/28026569/
  

もうひとつ、でかしたぞと誉められたこと。
ジョギング中に民家でやってる川沿いのカフェと併設したフリーマーケットを見つけた。
  


店先のワゴンに売られていたのは…。
  
映画の前にヒロと再びこの店を訪れ、陶器の水差しといっしょに買った。
全品半額で800円のところが400円だった。


我が家の小さな仲間たちは2007年にロンドンで買って連れてきた

パディントンベアの “パデ” 以来、5年間増えていない。
久しぶりの新入りだ。
ビニール袋から出すと思ったよりブサイクな子だった。
  


あんまり可愛くないね、そう口に出すとだんだん不憫に思えて情が移る。
てんやモルもしぶしぶ受け入れてくれそうだ。
首に高田賢三のバンダナを巻いた。
あの「カーネーション」でコシノジュンコのデザイン学校の仲間。
  


新入りの名前はケンゾーくんに決まった。