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2011/4/17 がんろばう!

激しく寝坊、深夜帰宅が続くとダメージが残る。
今日はオフ、斉藤佑樹の初先発をテレビ観戦か、甲子園の楽天戦現場観戦か迷う。
13時プレーボールの日ハムから見始め、14時プレーボール後に甲子園へ行く。
甲子園へ行くならヨーカドーでお米買って来て、とヒロにおつかいを頼まれる。
ロードバイクに跨り背中に5キロのお米を背負って帰宅となるのか…。


今日は記者席で観る。
大改装になって以来、甲子園の記者席は初めてだ。
コーヒーや紅茶の自動サーバーが置いてある。
寒いので熱いコーヒーを一杯。


楽天は2年目の戸村(23歳)、オリックスは3年目の西(20歳)の先発。
両投手ともボールに勢いがあってグイグイと攻めて見応えあり。
特に西は見ていて楽しいピッチャーだ。
風貌はヤクルトの由規に似てやんちゃであどけない。
投手はポーカーフェイスがいいと言うが西は天真爛漫で表情が豊か。
思わぬボールを打者が空振りすると、うわあ、振ってくれたよ、という顔をする。
ピンチにはマウンド周辺をうろうろと歩き回り動揺を隠さない。
上原を思い出す。
あとで記事を読むとかなり緊張してたらしいけど…まだ20歳だもんな。
楽天はルーキーの美馬を2番手で送る。
この投手のボールも球速表示よりもずっと速く見える。


試合はオリックスの勝利。
8回、後藤、T-岡田、北川のクリーンナップが連続適時打で試合を決めた。
23歳の四番打者T-岡田が今シーズンに入って威圧感を増した。
西がプロ初勝利!

20歳の初先発vs42歳の四番打者。直後、豪快な空振り。


T夢記者の取材談。
石巻から関西に避難している子供が楽天イーグルスをアルプスで応援。
試合前に田中や聖澤とふれあいタイムがあったらしい。
少年は聖澤のファンが「ホームラン打ってください」
聖澤は思わず「盗塁するよ」と答えたらしい。


センバツ以来、甲子園は「がんばろう」スタジアムになっている。
球場のどこをみても「がんばろう日本」「がんばろう東北」が目に入る。
ネーミングライツじゃないけど『宮城がんばろう球場』なんて誕生しそうな勢い。
愛媛出身のT夢記者に言う。
「励まされるのはいいけど “がんばろう四国” じゃなくてよかったなあ」
「ま、そうですけど、普通に(平時に)“がんばろう四国” やってほしいすわ」
「そうだよなあ。四国、最近は野球も元気ないしね」
「高速道路も途中までで止まってるし、人口減ってるし、就職ないし」
東北や四国、地方が切り捨てが加速度的に進行したのがこの10年だった。
小泉長期政権で規制緩和の立法をバンバン通して競争自由にした。
結果、デカくて強い奴が地方を食い散らす。稼いだ金は東京へ集まる。
このまま地方が死んだら、自分たちも死ぬのにね。
いや、10年後には世界のもっと強い奴、北京?モスクワ? に食われるのかも。


それにしても…。
甲子園で「がんばろう」ってひらがなを見続けているとおかしな言葉に思えてくる。
言葉に宿っていた意味が消えていくような感覚。
呪文のような、おまじないのような、意図の消えた言葉。
おそらく必要以上に過剰なのだ。
過剰になると心に響かない。
やがてスルーしてしまう。
僕はへそ曲がりだから、もうわかったから、ちょっと休んだら、って思ってしまう。
非国民ですかね。
ひらがなの連続は順番を変えても最初と最後が間違ってなければ通じると聞いたことがある。
「がんばろう」は「がばんろう」でも「がんろばう」でも「がろんばう」でもいい。
がんろばうニポッン!


…ヨーカードーでお米ゲット。
特売の石川県産ミルキークイーン5キロ、ザックにずっしりと重い。
JR西ノ宮駅で東北帰りのセルジオと会い、ビデオカメラを返してもらう。
小一時間ほど駅前の焼鳥『まさや』で土産話を聞く。