2014/3/24 長田から舞子へ

神戸の海はたいてい埋め立てられて人工的な港湾エリアになっている。
東側の阪神地区は六甲アイランドを始めとした人工島が大阪まで並ぶ。
西側にわずかに昔のままの海岸線が残っている。
須磨から塩屋の手前までの数キロ。
その先は舞子まで再び埋め立て地となる。
20代のころによく泊まった安宿があった。
垂水海岸ユースホステル。
天野さんというペアレントさんご夫婦と仲良くなってしばらく個人的なつき合いがあった。
当時は文字通り海岸にあって二段ベッドで波の音を聞きながら眠った。
いまは埋め立てられて、かつて海だった場所に巨大なアウトレットモールが出来ている。


  


阪神電車で三宮、観光案内で六甲縦走の地図を買い、JRで新長田駅まで行く。
昼前に新長田をスタート。
鷹取、須磨海浜公園を経由して海釣り公園、須磨浦公園から山登り。
鉢伏山、旗振山を登り、塩屋駅まで下る。
ふたたび海岸線に出て平磯、垂水、マリンピア垂水、アジュール舞子、
明石海峡大橋の真下でフィニッシュ。
山陽舞子から直通特急で西宮へ帰る。
  

神戸市の観光案内所で六甲山縦走案内の地図を買う。
ややこしい住宅地の抜け道も書いてあって縦走には必須。
材質も昭文社の登山地図と同じ防水仕様で、しかも400円と安い。


神戸のランニングマップを見つけた。
これは無料で、4つのコースが紹介してある。
けっこう積極的に売り出してるんだなあ。
ランステ銭湯も示してあって嬉しい。

  


長田の街にガオー!
  


♪ 良いも悪いもリモコン次第 とロボットという存在の
真理を歌い上げている鉄人28号ですが、
新長田駅近くにある有名な鉄人モニュメントを初めて見た。
デカイ! 18mあるらしい。
なんで長田に鉄人? と不思議に思ってたけど、
横山光輝が神戸出身なんですね。
震災復興の願いをこめてプロジェクトが出来たそうです。
横山つながりで三国志のギャラリーもありました。
http://www.feel-kobe.jp/sightseeing/spot/?sid=348


改めて、You-Tubeで主題歌を聴いた。
聞けば聞くほど長嶋茂雄に歌わせたい擬音擬態語の連発です。


>>
   ビルの街にガオー
   夜のハイウェイにガオー
   ダダダダダーンと弾がくる
   バババババーンと破裂する
   ビューンと飛んでく鉄人28号

           作詞/作曲 三木鶏郎
<<


「あんた鉄人 探してんの? そやったらドーンと行ってキューンと曲がったら
 目の前にバーンとあるからすぐわかるて」by 関西のおばちゃん


長田から2号線の歩道を走る。
さすがに幹線だけあって信号が多い。
信号に停められてる間、対面にあった「鬼平コロッケ」
50円という価格にそそられたが食べなかったよ。
  


ほどなく須磨海岸。
須磨浦公園のある鉢伏山(旗振山)がモヤっている。
でも、気持ちいいジョギングロケーションです。
  


いいなあ、早春の海。
  


須磨は関西の湘南です。
いや、日本のウエストコーストです。
  


20代のころに聞いた曲をiPodで聞きながら走る。
アール・クルーのジュリー(julie)というインスト曲。
https://www.youtube.com/watch?v=Fb3YBMYQ-Vg

この曲を聴くとキラキラと光る波静かな海を思い浮かべる。


あのころはウォークマンで聞いていた。
レンタルレコード屋でLPを借りて、
レコードプレーヤーで再生して、
カセットデッキで録音して、
ウォークマンで外へ持ち出して聞いた。
いまはiTune Storeでワンクリックで手に入り、
聞こうと思ったった数分後、いや数十秒後にはリストに入っている。
わざわざ電車に乗ってレンタル屋へいかなくても、
再生時間を待ってカセットに録音しなくてもいい。
あのころの労力は不要だ。
テクノロジーの進歩で可処分時間は増えたはず。
実感は全くないけど。


        


デイブ・グルーシンの「マウンテンダンス」や「キャプテン・カリブ」も懐かしい。
こういう音楽が好きでこういう音楽の似合う世界にあこがれた時期もあったのだ。
他には同じグルーシン・ファミリーのトム・ブラウンのThe closer I get to you も好んで聞いた。

 

ジョギング発祥の地はオレゴン州ユージーン。
ボードセーリングもカリフォルニア生まれのスポーツです。
気分はもう夏?


  


ナベサダの「カリフォルニア・シャワー」も懐かしい。
1970年代後半はそんな気分の時代だった。
金沢の学生時代、続くアルバム「モーニング・アイランド」を買って下宿でよく聞いた。
あのころはお金はなかったけど、何にだってなれるしどこにでも行けるって思ってた。
        

 

須磨のつり公園を望む。
須磨は南に海があるので逆光気味でいつもキラキラしている。
  

  
自撮り。
  


海岸から離れて須磨浦公園駅。
この駅舎のロケーション、懐かしい昭和の行楽地然としたたたずまいが好きです。
  


樹林帯のトレランコースです。
  


息切らせてこの高さまで登ってきた。
  


須磨の海水浴場。
  


10年ほど前、甥っ子と姪っ子を連れて遊びに来た遊園地。
甥は大学生、姪は高校生になった。
  


山頂周辺に梅林が広がる。
  


しらうめと明石海峡。
  


塩屋、ジェームス山の異人館。
今でもノルウェイ学校はあるのだろうか。
  


海辺のジョリーパスタで軽食。
ノンアルコールビールとマルガリータ。
  


マリンピア神戸、アウトレットパークは平日なのにけっこうな人出がありました。
  


ここはどこ?
絵はがきにしたいな。と文字通りの自画自賛。
  


巨大な吊り橋はどこを切っても絵になります。
  


  


  


舞子駅から帰宅しました。